ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)の子会社であるDeSCヘルスケアは、ヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」が、山梨県および愛媛県の成果連動型民間委託事業として、2県全域で提供が開始されたことを発表した。
これにより、山梨県と愛媛県の国保加入者合計約52万人が「kencom」を利用できるようになるという。
「kencom」は、「楽しみながら、健康に。」をテーマに、健康保険組合・健診医療機関・地方公共団体・生命保険会社など、合計99団体、約480万人に提供しており、健康意識のレベルに関わらず幅広い人に利用してもらえるヘルスケアサービスの実現を目指してきた。
2019年11月に山梨県の成果連動型民間委託事業「やまなしデータdeヘルス事業」委託事業に採択。
また、愛媛県でも2020年5月に成果連動型民間委託事業「愛媛県スマートヘルスケア推進事業」に採択され、それぞれ国民健康保険加入者向けに順次「kencom」の提供を開始していた。
今回、両県全域での提供によって、県民の健康増進に向けた本格的な取り組みが開始するという。
取り組みは、アプリを利用することによってもたらされる成果である医療費適正化額を定量的に評価し、評価額の一部を委託費用の財源とする、自治体と民間の連携による健康増進型の保健事業として展開される新たな事業委託モデル。
今後は、本取り組みを通じて成果を最大化するため、各自治体のメディア等を通じた広報活動など、利用者増加に向けた施策について山梨県、愛媛県の両自治体と協力するとともに、その成果等を迅速に検証しながら、他の自治体との協働、普及を視野に入れて取り組んでいくとしている。