イオンは、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)と連携し、「イオン こども食堂応援団」を立ち上げたと発表した。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、特に大きな負担を強いられている子どもたちと、子育て世帯のくらしを支援するため、イオンは、これまでもむすびえを通じて食品提供などを行なってきたが、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、困難な状況はさらに深刻化しているという。
そこで、今回全国に店舗網を持つイオンの事業特性を活かしながら、各地の子ども食堂を通じて地域行政とも連携し、継続して子どもの「食」に関する支援を行いたいという思いから、「イオン こども食堂応援団」を発足するに至ったとしている。
主な活動内容として、全国のイオン店舗を活用した場の提供やイオン防疫プロトコルを通じた支援、および店頭や幅広い方法での募金活動を実施するとのことだ。
日本全国の子ども食堂とつながりを持つむすびえを介し、各地域の子ども食堂にイオン店舗の「場」を提供し、「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」に基づいた感染防止策のもと、安全・安心に配慮して、季節イベントやフードパントリー(食品の配布)など様々な取り組みの場を提供するほか、こども食堂の啓発拠点としても、イオンの店舗を活用する計画だという。
また、子ども食堂の運営に必要な資金や、支援が必要な家庭に食品を届ける活動などを応援するため、グループをあげて募金活動を実施し、集まった募金は、2021年度の「むすびえ・こども食堂基金」の資金として活用する予定としている。
募金の実施期間は、12月15日~2021年1月17日。
同社は、厳しい状況下で、いまだ再開ができていない子ども食堂や、そのような中でも様々な創意工夫をしながら子どもたちを支えている団体の活動の一助となるよう取り組んでいく方針を示している。