LINE、ブロックチェーン開発者を対象とした「LINE Blockchain Developers Meetup」を開催

LINEは、12月17日に、ブロックチェーン開発者を対象とした「LINE Blockchain Developers Meetup」を初めて開催すると発表した。

LINEでは、2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立し、ブロックチェーン技術を応用したdAppsの開発や、P2Pネットワークによる分散システムや暗号化技術の研究を行ってきた。

独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を開発し、それをベースとした独自暗号資産「LINK」の発行や、暗号資産取引サービス「BITMAX」および「BITFRONT」の運営など、グループ全体で様々なブロックチェーン関連の事業を進めている。

今年8月には、開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」を発表し、企業が「LINE Blockchain」基盤のブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築できる開発環境の提供を開始した。

すでに「LINE Blockchain Developers」を通じて開発したサービスもローンチされており、テスト環境への申込数は現在200を超えているという。

「LINE Blockchain Developers Meetup」では、ブロックチェーンに興味のある方や「LINE Blockchain」の導入を検討している人を対象に、LINE開発者によるdApps開発デモや、実際に「LINE Blockchain」を導入した企業からサービスの詳細を話してもらう内容となっている。

また、LINEのブロックチェーン事業の技術ロードマップについても説明するとのことだ。

セッション内容は以下になる。

(1)Opening
・登壇者:LINE Blockchain Engineeringチーム マネージャー 那須 利将氏
・内容:LINEのブロックチェーン事業について、直近の技術的な成果と注力分野について紹介。


(2)LINE Blockchain Developersを使用した簡単でスピーディーなBlockchain dApp開発
・登壇者:LINE+ Blockchain Dev 1 Blockchain Developer 坂井 隆一氏
・内容:スピーディーで便利なブロックチェーンプラットフォーム「LINE Blockchain Developers」を実際に使用してサンプルdAppを制作し、トークンを発行するデモを行う。


(3)LINE Blockchain 導入事例(1)電子契約サービス「linksign」 – Dream the next generation of the contract via Blockchain
・登壇者:Comake, CEO, Harrison Hyunmin Cho
・内容:従来の紙ベースの契約は、相互協議のプロセスの記録が見つからないと署名者の真偽を確かめる時や原本の管理まで様々な問題があった。

通常の紙ベースの契約を含め、すべての契約の全方位的な行為をブロックチェーンベースの契約プロセスに変えることで、リソースの節約はもちろん、セキュリティ面でも、従来の問題を解決することができたという。

ブロックチェーンのSmart Contractを通じた契約の移行プロセスをサービス上で行うことができる未来・次世代の契約について紹介する。


(4)LINE Blockchain 導入事例(2) ソーシャルメディア「aFan」 – Scaling Ethereum dApp to LINE blockchain
・登壇者:Common Computer, AI Network Blockchain Developer & Software Engineer,  Youngseo Lia Yoo
・内容:ソーシャルメディアプラットフォームであるaFanは、コンテンツ制作者とファンに直接的な報酬システムを提供するために、イーサリアムを基盤としたdAppとして提供を開始。

サービスをリリースしてから約2年後、Common ComputerはLINE Blockchainと統合してaFanを拡張し、改善することを決定。

既存のdAppとLINE Blockchainを統合する際のプロセスとLINE Blockchainのサービストークン導入方法について話すという。


(5)LINE Blockchainが描く未来
・登壇者:LINE Blockchain Engineeringチーム マネージャー 那須 利将氏
・内容:LINEのブロックチェーン事業の課題や今後について、また技術的ロードマップに関して話すという。


(6)Q&Aセッション
スケジュール含むイベントの詳細、注意事項等は以下のサイトおよびLINEのブロックチェーン事業「LINE Blockchain」公式SNSで確認可能。
・イベントサイト:https://line-blockchain-developers.connpass.com/event/196214/
・LINE Blockchain Twitter:https://twitter.com/linebc_japan
・LINE Blockchain Facebook:https://www.facebook.com/line.blockchain.jp/

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