ソニーの完全子会社であるSony Pictures Entertainment Inc.(以下、SPE)とAT&T Inc.(以下、AT&T)は、AT&T のアニメ事業「Crunchyroll」を、Funimation Global Group, LLC(以下、Funimation)に売却することを発表。

Funimationは、SPEとソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)傘下のアニプレックスとの合弁会社。

Crunchyrollは、300万人以上のSVODサービス加入者を有し、成長を続けていAT&TのWarner Mediaセグメントが提供するアニメのDTC(Direct to Consumer)サービス。

200以上の国と地域で9,000万人の登録ユーザーに対し、AVOD、モバイルゲーム、マンガ、イベント、キャラクターグッズ、配信サービスを提供しているとのことだ。

同取引により、それぞれのコンテンツパートナーが利用できる配信網が拡大し、アニメファンを重視したサービスをより広く提供することが可能となるとしている。

同取引の対価は、11.75億米ドル(約1,222億円)で、今後一定の運転資金その他の調整を経たうえで、同取引の完了時に現金で支払われるという。

また、同取引が同社の2020年度連結業績見通しに与える影響は軽微であるとしている。