ユーグレナ、「抗体検査」100検体分を無償提供 医療機関など法人対象

euglena

ユーグレナは、12月現在、新型コロナウイルスの感染者数が拡大している中、医療の最前線にいる人や感染リスクの高い環境にいる人に、同社とリバネス、オーダーメードメディカルリサーチと共同して開発した、新型コロナウイルスに対する抗体検査サービス「ユーグレナ・マイヘルス 新型コロナウイルス抗体検査」を、医療機関をはじめとする法人向けに100検体分無償提供することを発表した。

「ユーグレナ・マイヘルス 新型コロナウイルス抗体検査」は、「過去に新型コロナウイルス感染していたかどうか」「新型コロナウイルスを予防する免疫があるかどうか」を明らかにすることが可能。

そのため、法人において抗体検査を実施することにより以下の用途での活用が期待できるという。

・定期的に検査を受けることによって、抗体量の変化を確認しながら感染のリスクを判断
・事業所内において、従業員が抗体を持っているかを確認し、感染リスクを抑えた形での出社や外出可否を判断
・医療機関において、医療従事者が抗体を持っているかに応じて、新型コロナウイルスに感染した患者と医療従事者が接触する作業を実施するかを判断
・事業所内において、従業員が過去に感染したかどうかを確認し、無症状感染が社内に広がっている可能性を判断し、リスク低減策を検討可能(席の配置や在宅ワークにするなど)

無償提供の対象は、医療機関をはじめとする法人。

数量は100検体分を予定しており、2020年12月より順次発送(なくなり次第終了)される。

「ユーグレナ・マイヘルス 新型コロナウイルス抗体検査」は、3社で共同開発し、検査工程を最適化することで、血液中に含まれる抗体を高感度で検出することが可能となり、微量の血液でも判定可能だという。

独自に開発した標準抗体を用いることで、抗体量を測定することができるため、陽性・陰性の判定はもとより、抗体量の推移を測定できるとのことだ。

陽性・陰性の判定結果しかわからない抗体検査と比較して、時間とともに増減する抗体量を定期的に把握することが可能になる。

同社は、感染リスクの高い環境にいる医療機関や診療所、歯科医院や公共機関などに従事するエッセンシャルワーカーの人々に少しでも多く抗体検査を受けてもらうため、新型コロナウイルスに対する抗体検査サービス「ユーグレナ・マイヘルス 新型コロナウイルス抗体検査」を法人向けに無償で提供することを決定したとしている。

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