1日最大約3500のPCR検査を処理 「Setolabo衛生検査所」が中四国に開設

Setolaboは、2020年11月27日付で、新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)のPCR検査が行えるSetolabo衛生検査所を開設したと発表した。

同施設では、1日最大約3500検体の処理能力を誇る中四国最大規模の検査体制を確立するという。

登録衛生検査所は、臨床検査技師等に関する法律で定義された、病気の診断や健康診断のために採取された検体を検査する施設のことで、衛生検査所を開設する場合は、保健所の審査・認可を受け、都道府県知事や厚生労働省に登録必要があるという。

また、精度がしっかりと臨床検査技師並びに医師のもと管理されており、法律や国の基準を満たすためにも開設まで約半年もの時間がかかったという。

現在、日本国内で急増している新型コロナウイルスのPCR検査は、法律上、審査なく開設できるクリニックの検査室で簡易的に行われているため、監視体制・精度管理が不十分とも言われており、ビジネス化目的での開設も多く、一部で質の低下が危ぶまれている。

Setolabo衛生検査所は、今後の日本国内での「PCR検査の品質」に大きく貢献し、今までにない新しい選択肢を提供していくとのことだ。

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