KDDIは、5Gネットワークの早期整備に向け、3.7GHz帯および28GHz帯に加え、3.5GHz帯など同社が有効利用中の既存周波数を利用した5Gサービスエリアの構築を積極的に推進していくという。

今回、3.5GHz帯を利用した5Gサービスの提供を東名阪エリアにおいて2020年12月中旬以降、順次開始すると発表した。

5Gは、人々の生活や社会の仕組みに通信が融合する超スマート社会において重要な社会基盤として期待されており、KDDIは、レジリエントな未来社会の創出に向け、ネットワーク、プラットフォーム、ビジネスの3つのレイヤで環境整備し、フィジカル (現実) 空間とサイバー (仮想) 空間の高度な融合を5Gで加速する「KDDI Accelerate 5.0」を進めている。

今後、KDDIは、2022年3月には約5万局に達する5G基地局を構築し、ユーザーの5Gの日常利用に加え、生活動線におけるさまざまな体験創出に向け、既存周波数のNR化による、5Gネットワークのさらなる高密度化を推進していくとのことだ。

5Gサービスエリアの整備計画は以下となる。

  • 東名阪主要都市において、3.5GHz帯を利用した5Gサービスを2020年12月中旬から順次提供開始。
  • 2022年3月には5万局超の5G基地局を整備し、高密度の5Gネットワークを構築。

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、”社会の持続的な成長に貢献する会社”として、強靭なネットワークを構築するとともに5G時代の新しい体験価値を創造していくとしている。