ドコモ、さいたま市美園地区にて実施のAI活用オンデマンド交通サービス実証事業「みそのREDバス」に参画

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NTTドコモ(以下、ドコモ)は、さいたま市美園地区にて2021年1月18日から2021年2月14日に実施される、AIを活用したオンデマンド交通サービス実証事業「みそのREDバス」に参画すると発表した。

サービスの本格導入を見据え、同実証事業を通じて、より利便性の高い交通インフラの提供をめざすとのことだ。

さいたま市美園地区は、埼玉高速鉄道線「浦和美園駅」を中心に、大規模な都市開発が進行中のエリア。

住宅や店舗などの建設や公共施設整備も進展しており、子育て世帯の人口が増えている一方で、地区内での自動車交通量増加が課題になっているという。

そこで、自家用車に過度に依存しない持続可能な交通環境をめざす取り組みとして、AIオンデマンド交通サービスの実証事業を実施することとなったとのことだ。

AI運行バス イメージ

同実証事業は、国土交通省「スマートシティモデル事業」に係る実証調査の一環で、ドコモやさいたま市、一般社団法人美園タウンマネジメントなどが参画する「さいたま市スマートシティ推進コンソーシアム」が実施するものであり、ドコモのオンデマンド乗合交通「AI運行バス®」のシステムを活用することにより、効率的な配車サービス提供をめざすとしている。

利用イメージ

同実証事業では、利用者がスマートフォンのアプリで乗降場所と乗車人数を選択して予約すると、車両と運行経路をリアルタイムにAIが決定し、アプリには乗車予定時刻が表示される。

運行範囲は浦和美園駅周辺で、乗降場所は、公共施設、商業施設など約40か所。

乗車料金は1回当たり大人300円、小学生は150円で、最初の1週間は無料を予定。また、バスの利用者に、アプリ内で地域の施設や店舗の情報発信をするほか、クーポンも提供するとのことだ。

なお、埼玉県内で、ドコモのオンデマンド乗合交通「AI運行バス」のシステムを活用する事例は、今回が初めて。

ドコモは、さいたま市美園地区での日常生活における移動課題の解決と街の活性化をめざすとともに、この事例を埼玉県内の自治体を中心に日本全国に展開できるよう、検証を進めていくとしている。

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