SaaSやFinTechサービスのデータ連携をシンプルに実現するエンタープライズiPaaS「ActRecipe」等の提供を通じて企業の生産性向上を支援するアスタリストは、ActRecipeによりジャパンネット銀行が提供する銀行APIとの連携を開始したと発表した。

ActRecipeは、財務会計領域に特化したエンタープライズiPaaS(integration Platform-as-a-Service)として2019年8月にサービスをローンチし、これまでに大手企業様を中心に利用・検討されている。

2020年6月には電子決済等代行業者の登録を完了し、銀行APIを活用してSaaSのデータを基に銀行送金を自動化する取り組みを開始。

また、2020年7月には経費精算の払戻をキャッシュレスサービスへ行う取り組みも開始している。

ジャパンネット銀行との銀行APIでは、法人口座を対象とした参照系APIと更新系APIに対応。

参照系APIは入出金明細等を取得できるAPIで、ActRecipeを介して他のSaaSに連携をすることで売掛金の消込等に活用できるという。

更新系APIは振込の自動化に利用できるため、例えば従業員への経費払い戻しの自動化や取引先への振り込みの自動化に利用できるとのことだ。

ActRecipeは、財務会計領域のSaaSやFinTechサービスの連携を軸として、特にエンタープライズ領域のERP連携を強化していくという。

具体的には、銀行APIを活用したERPからの自動送金や、口座から取得した入出金明細をERPに自動連携することを予定しており、短期間で価値のあるサービス連携を進めいくとのことだ。