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ベトナム人の就労支援拡大へ ウィルオブ・ファクトリーが現地に完全子会社を設立

ウィルオブ・ファクトリーは、ベトナムの現地大学や送り出し機関との連携を強化し、ベトナム人労働者や応募者へのフォロー体制の構築などの就労支援の拡大を図る目的として、完全子会社である「WILLOF Vietnam Company Limited」を同グループ初となるベトナムに設立し、12月11日より営業を開始することを発表した。

ベトナムでは近年、技能実習制度を活用し日本で働く労働者数が年々増加しており、技能実習制度における外国人労働者数はベトナムが最も多くなっているという。

しかし、技能実習生を多く日本に送り出している一方、帰国するベトナム人労働者の就労支援が十分ではないという課題があるとのことだ。

また、同グループとしてもベトナムに現地法人を所有していないため、現地でのベトナム人労働者の就労支援ができていないことから、ベトナム人労働者や海外応募者に対する就労支援を目的として、同グループとして初となるベトナムに現地法人、「WILLOF Vietnam Company Limited(ウィルオブ・ベトナム有限会社)」を設立するに至ったとしている。

技能実習制度は在留期間が定められており、3-5年の期間満了後は帰国しなければならず、その後も「特定技能」の在留資格を取得すれば日本に再入国して勤務する事が可能だが、特定技能は、まだ海外における認知度が低く、対応できる現地送り出し機関も少ないという現状があるという。

これらの理由から同社は、現地の大学や送り出し機関との提携を強化し、技能実習制度の期間満了後に帰国した技能実習生を特定技能外国人として入国する人数の増加や、事前教育、入国後の相談窓口機能を増やしていく方針を示している。

また今後、在留資格取得の支援の他、人材紹介事業も行っていくためにベトナムの人材紹介免許取得も目指していくとのことだ。

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