SkyDriveは、大規模地震を想定した「災害物流訓練」に参加し、産業用ドローン「カーゴドローン」を活用した孤立集落への物資運搬を想定した運営訓練を実施した事を発表した。
参加機関は、愛知県、豊田市、一般社団法人愛知県トラック協会、刈谷市、ヤマト運輸、ケー・ツー、SkyDriveとなっている。
災害物流訓練におけるドローンを活用した物資運搬の概要は以下。
日時:12月4日13時30分から15時
場所:愛知県豊田市西新町6-133 逢妻運動広場
飛行区間:逢妻運動広場のA地点とB地点の往復
運搬物:飲料水(500ml)を24本
物資運搬に使用した「カーゴドローン」の基本仕様は、全長1240mm×全幅1650mm×全高900mmとなっており、プロペラ枚数は、8枚(上下二重反転)。
機体重量(バッテリ除く)30.8kg、バッテリ総重量11.2kg、推奨ペイロード20kgとなっている。
SkyDriveが開発する産業用ドローン「カーゴドローン」には、「空飛ぶクルマ」を開発するプロセスで培った航空機開発の技術を活用し、30kg以上の資材の積載量に加え、GPS座標を用いた完全自動飛行(離着陸含む)や着陸箇所が限定される場所においても正確な垂直離着陸が可能といった機能を有しているとのことだ。
このような特徴を持つ産業用ドローンを、災害時に陸路を使用して物資を配送するのが通常時よりさらに困難となることが予想される孤立集落への配送に活用することで、生活必要物資をスムーズに人々に届けることができると考えているとのことだ。
同社は今後、愛知県、豊田市と連携し、災害時において、孤立集落の居住者が生活必要物資を居住区でスムーズに受け取れるよう法令基準を満たした安全なドローン開発を行っていくとしている。