観光庁は、旅行会社や交通事業者と連携して、時と場所が分散されるいわゆる「分散型旅行」を促進するキャンペーンを開始し、年末年始などの旅行需要の平準化につながる新しい旅のスタイルを提案すると発表した。
Go To トラベル事業は、ウィズコロナの時代において国民の命と暮らしを守り抜くため、安全で安心な新しい旅のスタイルを普及・定着させることを目的とした事業であり、同事業を実施するに当たり、観光関連事業者と旅行者の双方において、互いに着実に感染拡大防止策を講じることを求めているところであるとのことだ。
9月11日の新型コロナウイルス感染症対策分科会以降、政府への提言において、同事業を進めるにあたり、時と場所が分散されるいわゆる「分散型旅行」の促進が提案されてきた。
そのため、観光庁は旅行会社や交通事業者各社と連携した「分散型旅行」を促進するキャンペーンを開始することとし、12月4日にGo Toトラベル事務局公式サイト内に特集ページを開設したという。
民間事業者各社は、「分散型旅行」のテーマに沿った旅行商品の特集や、ポイント付与等により、平日の利用促進や早朝の時間帯を活用した混雑の回避など旅行需要の分散につながる独自のキャンペーンを順次展開し、観光庁では公式サイトの特集ページを中心に「分散型旅行」全体の普及啓発に取り組むとしている。
なお、同キャンペーンの内容は、今後の感染状況や、感染症の専門家の意見、政府の全体方針等を踏まえて変更することがあるとのことだ。
公式サイトの内容は以下。
- 「分散型旅行」の考え方や地域ごとの具体的なイメージを紹介する動画の配信
- 「分散型旅行」を促進するキャンペーンに協力する民間事業者各社の取組の紹介
- 「分散型旅行」につながる新しい旅行のスタイルを動画や記事などで具体的に提案
実施期間は、2020年12月からGo To トラベル事業の終了時までとしている。