Amazon Musicは、2020年の総括として日本におけるBest of the Yearを発表。
「アーティスト」、「楽曲」、「Amazon Alexaを通じて再生された楽曲」、「ポッドキャスト」についてのランキングの他、「2020年 Best of J-POP」、「2020年 Best of ANIME」、「2020年 Best of K-POP」など、この1年を代表する楽曲を集めたプレイリストを紹介。
Amazonではストリーミング、CD販売、MP3ダウンロードと様々な方法で音楽をユーザーに提供している。
これらを総合的に合算して今年最も人気のあったアーティストはOfficial髭男dismとなったとのことだ。
また、Amazon Musicで2020年最もストリーミング再生された楽曲は、Official髭男dismの「Pretender」がトップに。Official髭男dismは、トップ20中6曲がランクイン、2020年の勢いが感じられる結果となった。
また、YOASOBIや瑛人、yamaといったソーシャルメディアでの話題をきっかけにして、ブレイクしたアーティストの楽曲も多くランクインしたとのことだ。
最も人気のあったアーティスト:Official髭男dism
Amazon Music総合で2020年最も人気のあったアーティストはOfficial髭男dism。
このランキングは、ストリーミング再生に加え、Amazon.co.jpでのCD販売とMP3ダウンロードをAmazon独自の計算式で合算して集計した数に基づいて作成されているという。
Official髭男dismは、ストリーミングにおいて圧倒的な実績で1位となり、合算においても昨年から8ランク上昇し総合1位に。
次いで、米津玄師はCD販売で1位となったことに加えて、8月にストリーミングが解禁され、総合で2位を獲得。
その他、King Gnu(5位)、BTS(6位)、LiSA(9位)といったアーティストが、CD販売とストリーミング双方で大きな伸びを記録し新たにトップ20位にランクイン。
また、1月にストリーミングを解禁した中島みゆきが、18位にランクインするなど、チャートにおけるストリーミングの影響がより顕著に出た2020年のアーティストランキングとなったとのことだ。
以降は、Amazon Musicにおけるストリーミング再生を基にしたランキング結果。
最も再生された楽曲:「Pretender」Official髭男dism
2020年、Amazon Musicで最も再生された楽曲は、2019年にリリースされたOfficial髭男dismの「Pretender」となり、1年を通じて聴かれた楽曲となった。
また、Official髭男dismはトップ20に6曲がランクイン。また、YOASOBI「夜に駆ける」(2位)や瑛人「香水」(4位)など、今年ソーシャルメディアをきっかけにブレイクしたアーティストの楽曲も人気を集めた。
洋楽では、BTS「Dynamite」(13位)、ビリー・アイリッシュ「bad guy」(15位)の2曲がランクイン。
YOASOBI、瑛人、yamaといったアーティストが若者を中心に支持を拡大し、ストリーミングチャートを賑わせたのは2020年の特徴的な傾向となったとのことだ。
これらのアーティストの共通点として、特に注目したいポイントは歌詞の使い方。
「好き」、「笑顔」、「隣」、「側 / 横にいる」、「夢」など日常的な言葉を使うことにより、エモく、せつない気持ちを歌で表現し、リスナーの共感を得ている印象を受けるとしている。
また、「夜」をテーマにした楽曲、歌詞が多いということも挙げられるとのことだ。
最もAmazon Alexaを通じて再生された楽曲:「Pretender」Official髭男dism
Amazonが提供するクラウドサービスの音声サービス「Amazon Alexa」を通じて最も再生された楽曲は、「最も再生された楽曲」でも1位に輝いたOfficial髭男dism の「Pretender」がトップに。
Official髭男dism の楽曲はここでも6曲が上位20にランクイン。
このランキングで特徴的な点は、キッズに人気の楽曲が、最も再生された楽曲ランキングに比べて上位にランクインしていることであるという。
アニメ「鬼滅の刃」主題歌の「紅蓮華」はこのランキングで4位なのに対して、「最も再生された楽曲」ランキングでは11位。
Foorin「パプリカ」は44ランク上がって15位、松たか子 & オーロラ「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」は31ランク上がり17位、星野源「ドラえもん」は39ランク上がり18位、ドリーミング「アンパンマンのマーチ」は100位以内にランクインしていないが19位に。
Alexaを家族で使って楽しんでいることが垣間見られ、ステイホームによって、家族で過ごす時間が増えたことも影響していると考えられるとしている。
Amazon Musicが展開する、7,000万曲以上が高音質で、500万曲がULTRA HDで聴ける高音質ストリーミング配信サービスAmazon Music HDでの視聴傾向として、Amazon Music Unlimitedに比べ、洋楽全般、クラッシック、ジャズ、ダンス系アーティストがより聴かれている傾向にあることがわかった。
長期にわたり人気を博しているアーティストがAmazon Music HDで聴かれている。
すでに慣れ親しんだお気に入りの楽曲をULTRA HDの高音質で聴くことで、新たな楽曲の魅力を発見していると推測されるとのことだ。
最も再生されたポッドキャスト: 「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
話題の時事ネタをキャスターの辛坊さん独自の視点で、忖度なく語るニュース番組「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」がポッドキャスト部門で1位に。
霜降り明星(2位)、サンドウィッチマン(3位)、三四郎(9位)、宮下草薙(11位)、トータルテンボス(12位)、ロンドンブーツ1号2号(20位)と、お笑い芸人の番組が多数ランクインしており、お笑い芸人の根強い人気がポッドキャストでも表れている。
その他では、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)」(4位)、「“MOOK STUDY”日本の歴史」(6位)や、「台本なし英会話レッスン」(14位)など教育系コンテンツもランクインしており、ポッドキャストを活用して学びたいというユーザーにも多く利用されている。
Amazon Musicでは、2020年9月からポッドキャストの配信を開始し、ラジオの既存の人気トーク番組、ニュース、カルチャー、英会話などの人気のポッドキャスト番組を幅広く全Amazon Musicのユーザーに提供している。