USEN-NEXT GROUPのUSENは、昭和女子大学人間社会学部心理学科の池上真平専任講師と「店内BGMのテンポがコンビニエンスストアでの購買行動に及ぼす影響」に関して共同研究を行い、その研究結果を発表した。
この共同研究は、速いテンポのBGMによって時間あたりの購入金額が高くなることなどを実験により明らかにしたもので、日本音楽知覚認知学会2020年度秋季研究発表会で学会賞「ポスター発表選奨」を受賞したという。
概要は以下のとおり。
受賞名: 日本音楽知覚認知学会ポスター発表選奨
開催日:2020年10月24日(土)・25日(日)
発表タイトル:店内BGMのテンポがコンビニエンスストアでの購買行動に及ぼす影響
(発表番号:JSMPC2020-9)
共同研究:昭和女子大学 人間社会学部 心理学科 博士(心理学)池上真平 専任講師
認知心理学、実験心理学、音楽心理学の研究に従事
研究結果は、USENが展開する「音空間デザインラボ」にも掲載予定
池上講師は以下のようにコメントしている。
「今回の実験では、BGMのテンポが購買行動にどのような影響を及ぼすのかについて検討しました。
その結果、速いテンポのBGMでは、衝動買いが起きやすいとされる感情状態が生じ、時間あたりの購入金額が高くなることが明らかになりました。
さらに、衝動性が高い消費者の場合、速いテンポのBGMのもとではより短時間で買い物を済ませることも示されました。
一方、遅いテンポのBGMでは、リラックス感が高くなることなどがわかりました。
速いテンポ・遅いテンポそれぞれに特徴があるので、状況に応じてBGMのテンポを使い分けることが大切であると考えられます。」