出前サービス「出前館」は、配達機能を持たない飲食店の代わりに出前館が配達を担う「シェアリングデリバリー®」を高知県高知市にて2020年12月3日から、香川県高松市・徳島県徳島市は4日より開始すると発表した。
2017年から本格始動した、配達代行サービス「シェアリングデリバリー®」は、配達機能を持たない飲食店でも、「出前館」が用意する配達代行機能をシェア利用することで、出前が可能になるサービス。
このサービスは外食店舗が人手不足により実施できなかったデリバリーが可能になるだけでなく、注文可能な店舗が拡がることで、人々の日常生活における食のレパートリーを増やすことができる。
また、新型コロナウイルスの影響により休業や営業の短縮を余儀なくされている飲食店も多く、売上確保のため新たにデリバリーを開始する店も増え、その需要は拡大し続けている。
このような業況から「出前館」は、飲食店がデリバリーを始めやすい環境を整えるべく、四国3県(香川県・高知県・徳島県)を含め1都1道2府28県に配達代行サービス「シェアリングデリバリー®」を展開し、飲食店の新たな販路拡大を図っている。
今回、「シェアリングデリバリー®」の展開により、昭和27年に創業し地元市民に愛されて続けているお好み焼き屋の「お好み焼き ふみや」、四国各地で採れる旬の食材をつかった料理が自慢の「海鮮居酒屋 神童ろ(わらじろ)」、「うまい・やすい・はやい」がコンセプトの有名牛丼チェーン店「吉野家」など、さまざまな料理が出前注文することができる。
また、配達パートナーとなる四国軽貨物は、緊急チャーター便や定期便、冷凍冷蔵車による配送など四国を中心に軽貨物として運送サービス全般を運営している地域に根差した物流会社。
2020年7月に愛媛県松山市にて初展開した「シェアリングデリバリー®」の配達パートナーとなり、現在も配達機能を持たない「出前館」加盟店に代わって、地域の人々に商品を届けている。
これまで培った配達実績をもとに香川・高知・徳島県でも協力してもらう運びになったとのことだ。