neuetは、ジェイアール東日本都市開発の協力を得て、neuetが運営するシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」の駐輪ポートの開拓を進めている。
12月1日にはJR御徒町駅から徒歩1分の高架下空きスペースに、東京エリアでは最大数の駐輪ポートの設置を行ったほか、ジェイアール東日本都市開発が運営する商業施設やJR沿線の高架下空きスペース等にポートを設置したと発表した。
なお、鉄道高架下のスペースは、変形地や柱と柱の間、袋小路になっている場所等、利用用途が限られ、ゴミのポイ捨て等も見られる活用・管理の難しい場所。
地形や場所ごとの状況に合わせた活用が可能なシェアサイクルの駐輪ポート設置を行うことで、沿線の回遊性向上を図るだけでなく、運営クルーによる日々の巡回により高架下駐輪ポートの整備、清掃も担うことが可能となるとしている。
同社は、今後、さらに“まち”にとっての利便性向上を実現するとのことだ。
チャリチャリは、「1分4円のシェアサイクルサービス」として2018年2月に福岡市でサービスを開始し、累計300万回以上、月間27万回以上利用されるまでに成長。
2020年4月からは福岡市との共同事業として新たに採択され、現在は約340か所以上の駐輪ポートと約1,500台の自転車で展開しているとのことだ。
また、2020年7月15日より名古屋市でサービスを開始し、さらに2020年9月16日から、東京エリア(秋葉原〜上野〜押上〜錦糸町)でもサービスを開始。
それぞれの都市において、同社のミッションに掲げる「まちの移動の新たな習慣」をつくっているとのことだ。
現在の駐輪ポート設置場所
チャリチャリは通勤、通学、日々の買い物等、まちのユーザーの日常のちょっとした移動に多く利用されている。JR沿線への駐輪ポート設置を行うことで、駅から目的地までのラストワンマイルとしてより便利な移動を実現するとしている。
また、活用の難しい高架下空きスペースの有効活用になるだけでなく、駅周辺、ひいてはまち全体の放置自転車対策にチャリチャリが役立つことを期待しているとし、今後は、さらなるエリア内駐輪ポート数の拡大を行うことで、ユーザーの利便性向上を図るほか、駅周辺の商業施設でのより楽しい買い物へと繋がる取り組みも、サービス改善とともに検討していくとのことだ。