電通は、クオンと業務提携したと発表した。
また、電通グループでイベントを中心とした体験価値の創造を担う電通ライブを加えた3社共同で、イベントを起点にブランドのファンを顕在化しファン同士のコミュニティを生むサービス「echo(エコー)」を開発したという。
クオンは、消費者のコミュニティを開設・運用・ファン育成した上で、そのデータをファンコミュニティクラウド内に蓄積し、「ファンになる理由」をデータサイエンスで解明するサービスを企業に提供している。
今回の提携では、電通グループ独自のマーケティング・フレームワーク「People Driven Marketing®」、および「People Driven DMP®」と連携させることで、ファンコミュニティから導出した「ファンになる理由」をより広範囲な市場で分析し、デジタル配信・メディアプランニング・事業開発などに活用できるようになる。
この連携の強みをイベント領域で展開するのが、新サービス「echo」。
echoはブランドのイベント参加者をオンラインコミュニティに集め、データに基づくコミュニティ運用・分析によって、再現性の高い方法で参加者のファン化を促す。
コミュニティはイベント告知とともに開設され、イベント前から本番、イベント後まで、参加者同士の継続的なコミュニケーションの場となるという。
そのため、過程の観察を通じ、非ファンがファン化する理由を発見することが可能です。また、蓄積されたデータをマーケティング活用していくことも可能になるとのことだ。
echoのロゴ・特徴は以下になる。
- イベント本番を中心に3カ月以上かけ、ファンコミュニティの企画運営と育成を行う。
- 従来のイベントの多くは、イベント本番時にブランドが一方向的に体験提供する形だが、echoではイベント前後の期間を含めファン同士も相互に発信できるため、イベントに向けた期待感の醸成が加速する。
- オンラインプラットフォームでユーザーを管理し、ファンコミュニティの活動データを蓄積するため、イベントのデータ連携や定量的評価にも活用できる。