新潟交通と日本ユニシスは、新潟市内でオンデマンドバスの実証実験を2020年 12月7日から実施すると発表した。

従来の定時・定路線のバスが運行する「しも町」エリアを対象にオンデマンドバスを試験的に運行し、住民向けに利便性の高い移動サービスを提供する。

新潟交通が関係機関と調整してバスの運行と住民への周知・広報を担い、
日本ユニシスがオンデマンドバスの運用支援を行う。

同実験では3月に行った実証実験の結果を踏まえ、利用者から要望があった生活により関連した施設が立地する地域(新潟市役所・新潟大学病院周辺)へ運行経路を拡大し、さらなる利便性の向上を目指している。

また、デマンド(予約制)の仕組みを取り入れることで、地域住民に向けた柔軟で利便性の高いサービスの提供とバスの運行に関わる資源(車両、運転士)の有効活用も目的としている。

昨今の運転士不足や車両の維持コスト増大などの課題に対応するとともに、公共交通の使命である輸送サービスの継続を図る一つの方策として、将来的には朝夕の通勤通学時間帯は定時・定路線での運用、日中時間帯はオンデマンドバスによる柔軟な運用を目指す取り組みとなっている。

実験終了後には結果を検証し、将来にわたる地域公共交通の維持・継続に向けた、新たな移動サービスの構築に役立てていくとしている。

日本ユニシスグループは、中期経営計画「Foresight in sight 2020」の重点施策のひとつに「スマートタウン = 生活者ファーストの共感型社会の創出」を掲げている。

スマートタウン事業において、交通課題解決と街中の活性化を通じた魅力的なまちづくりを地域と一体となって進めている。

デジタルの力で、移動と生活をより結びつけることで移動需要を喚起し、公共交通の利便性を向上させることで過度な自家用車依存を低減する移動社会を実現しするという。

また、こうした活動を通じて得られた移動や生活に関するデー
タを分析し、まちづくりにも活用していくとのことだ。

今回のオンデマンドバス実証事業を始め、複数の地域で「移動×生活」のモデル事業を展開しており、引き続き実用化に向けて取り組んでいくとしている。