JR東日本ら、「地域連携ICカード」によるIC乗車サービスを提供 秋田市と連携

秋田中央交通、秋田市、東日本旅客鉄道は、「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意したと発表した。

地域連携ICカードは、バスの定期券や運賃支払いなどの地域独自のサービスと、
SuicaおよびSuicaと相互利用を行っているエリアで利用可能な乗車券や電子マ
ネーなどのSuicaのサービスが1枚で利用可能な2in1カードとなっている。

既存のSuicaやSuicaと相互利用可能な他の交通系ICカードで両事業者のバスを利用してもらえるよう、観光など圏域外からの利用者の利便性も向上するという。

さらに、乗車運賃の精算方法がキャッシュレスになることにより、新型コロナウイルス感染症予防対策としても有効とのことだ。

導入後は、乗降データを利活用して適切な運行経路やダイヤへの見直しを行い、将来にわたり持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて取り組んでいくとしている。

秋田中央交通が運行する秋田市内の路線バス、秋田空港リムジンバス、秋田市中心市街地循環バスおよび秋田市マイタウン・バスへの導入を予定しているとのことだ。

2022年3月頃を目途にサービス開始を予定しており、具体的な日程については、決定次第発表するとのことだ。

なお、秋田市が実施している「高齢者コインバス事業」については、2022年秋を目途に地域連携ICカードでの決済に切り替える予定としている。

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