ソニーは、自律型エンタテインメントロボット“aibo”（アイボ）のオーナーが、企業や団体、個人の開発した連携アプリケーション（以下、連携アプリ）を利用可能となる新たなサービスを、11月27日より開始すると発表した。
ソニーは、2019年11月11日に開発者を対象としたaiboのソフトウェアAPI（アプリケーションプログラミングインターフェース）を公開し、aiboを活用したアプリケーションの開発環境を提供している。
今回のサービス開始により、すべてのオーナーがこれらのアプリケーションを利用可能となり、aiboの楽しみ方がさらに広がるとのことだ。
また、今回のサービス開始にあわせて、すでに2020年1月30日からサービス提供を開始しているセコムに加えて、クラリオンからの連携アプリも公開されるとしている。
同時に、事業者を対象としたaibo連携アプリのオフィシャルパートナーの募集も開始。全国の高校生による連携アプリの企画、開発体験イベントも開催し、連携アプリの拡充を推進するとのことだ。
aiboの連携アプリは、インターネットを介してaiboと様々なサービスや機器をつなげることで、aiboのできることを増やせるアプリケーション。
一例としてaiboをモバイルアプリやWebサービスなどと連携させることにより、今日の天気をaiboがふるまいで教えてくれるアプリケーションを開発できるという。
連携アプリの公開ページ「連携アプリ一覧」は、すべてのオーナーが閲覧し、利用できるように。家電などのIoT機器をはじめ、様々な機器やサービスとの連携を、プログラミング等の専門知識がなくても手軽で簡単に体験できる場を提供するとのことだ。
さらに、2020年12月17日より、公益財団法人ソニー教育財団主催の高校生向けエンジニア体験イベントで、高校生がaibo連携アプリの企画、開発をする、ソニーものづくり教室「aiboが高校にやってくる」を開催。
優秀作品は、連携アプリの公開ページで公開されるという。
ソニーは、今後も幅広い企業や団体、個人と協力して、家庭や社会の様々な場面で利用されるaiboの連携アプリを拡充することで、AIロボティクスによる社会価値の創出を目指すとしている。