ファーストリテイリングは、日本で公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの機関投資家が、環境やガバナンスを重視している企業に対してESG投資を行うための「MSCI ジャパンESG セレクト・リーダーズ指数」および、世界の代表的なESG投資指標である「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI) World Index」(以下、DJSI World)の構成銘柄に初めて選定されたと発表した。

あわせて、アジアパシフィック地域に本社を置く企業で構成される「Dow Jones Sustainability Asia Pacific Index(DJSI Asia Pacific)」の構成銘柄に、5年連続で選定されたという。

今回の選定は、温室効果ガス排出量をはじめとする環境負荷データの継続的な開示、女性管理職比率の向上、従業員における人権デューデリジェンスの実施と結果の開示、労働災害事故防止の強化、コミュニティ支援活動の効果を測定するために支援額や支援対象者数、支援団体数などを算出する「コミュニティ投資」の開示、などの取り組みが評価されたもの。ガバナンスにおいては、経営の透明性を高める取組みや情報セキュリティに関する開示の拡充が評価されているという。

ファーストリテイリングは2018年以降、同じくESG投資の代表的指標である「FTSE4Good Index Series」および、日本で公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、環境やガバナンスを重視している企業に対してESG投資を行うための「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄にも3年連続で選定されているとのことだ。