TikTokは、ショートムービープラットフォームである「TikTok」の視覚的な性質を考慮し、光感受性てんかん誘発防止機能を追加したことを発表した。
同社は、この数カ月間、光感受性てんかんのある人々から話を聞き、TikTokの改善点についてフィードバックをもらい、2020年10月には「光感受性てんかんを誘発する恐れがあるエフェクトを使用して動画を制作しようとする際に、動画投稿者に注意書きが表示される機能」を導入している。
さらに、今後数週間のうちに、光感受性てんかんを誘発する恐れがある動画からユーザーを保護するための新たな重要な機能を導入する。
同機能によってユーザーには、光感受性てんかんのある人の発作症状を誘発する恐れがある動画の視聴前に注意書きが表示され、その動画と今後同様の動画を非表示にするかどうかを選択できるようになるという。
てんかんは深刻な病気であり、てんかんのある方は世界に約6,500万人いると推定されている。
また、公益社団法人 日本てんかん協会によると、日本にはてんかんのある人は約100万人いると推定されている。
光の点滅や規則的で明暗差のある模様は、光感受性てんかんの発作を起こす原因になるという。
今回の変更は、TikTokをすべての人に、特に光感受性てんかんのある人にとって、より安心して楽しんでもらうためにに設計されているとのことだ。