神戸市は、電通と協力し、「対話型コミュニケーションマーケティングサービス(DOMINO TALK)」を活用したSNSでの戦略的コミュニケーションによる神戸ファンの創出に向けた共同研究を行うことを発表した。

SNS等を通じた友人、知人からの情報の影響力が強まる中、withコロナを背景にSNS等を通じた人との繋がりがさらに重要視されている。

これらの時代の変化に合わせ、自治体広報の手法もさらなる工夫が必要であると考え、関係人口の創出に向けて、同共同研究を実施するという。

今回の共同研究の目的は以下になる。

① SNS上で、会話を通じた頭に残る情報発信を行い、神戸に対する親近感を醸成する
② 観光や移住を考える際に、自然に神戸が選択肢に入ることを目指す
③ 神戸ファンとして神戸を語る人を増やし、神戸ファンコミュニティを創出する

共同研究を通して、不特定多数に向けた一方的な広報ではなく、積極的な公式アカウントからの「会話型」のコミュニケーションにより、親近感の創出・醸成し、神戸を「語ってもらう」場の形成を目指すとのことだ。

サービスイメージ
サービスイメージ<役割分担>

各者の役割は以下になる。

〇神戸市/神戸市に関する情報提供、同研究に必要な神戸市としての目的設定
〇電通/DOMINO TALKを利用した神戸市公式Twitter・Instagramアカウントの運用
〇両者/本研究の効果検証、神戸市への信頼感・親近感創出のためのアイディア提供

共同研究期間は、令和2年11月24日~令和3年4月末としており、Twitterの「つぶやこうべ(@tsubuya_kobe)」の運用が行われる。

今回の共同研究により、以下が期待されるという。

① 広告ではできない深い認知理解と親近感・信頼感の創出・醸成。「神戸市」を認知していなかった方にも神戸市の魅力、政策などを知ってもらうことができる。
② 会話のやりとりが他のフォロワーへも露出、認知されることで、会話者が属するコミュニティ内において神戸市の魅力・取り組みが伝播。
③ 会話から神戸市に関するインサイトを収集することで、既存サイトや情報発信の仕方などの問題点の把握や改善、施策開発への活用。

対話型コミュニケーションマーケティングサービス「DOMINO TALK」の特徴は以下のとおり。

・世界最先端SNS分析・心理学をベースにした戦略構築メソッドによる
 対話型コミュニティマーケティングソリューション
・AIを活用しリアルタイムに適切なターゲットコミュニティを発見可能
・心理学を専門的に学んだ運用者が、1to1の会話を通じてコミュニケーションと情報伝達を行い、
 良好なコミュニティを創出する「withコロナ時代にこそ求められる人を感じさせるコミュニケーション」