リンクタイズが運営する、グローバルビジネス誌「Forbes JAPAN」は11月25日、「新しい日本」をつくる存在として日本のビジネスシーンをけん引する起業家を表彰する「日本の起業家ランキング 2021」を発表した。

1位には、クラウド録画サービスの開発・運営を行うセーフィーの佐渡島隆平氏が選ばれた。

コロナ禍でのニューノーマルで起こった、新しい需要を発掘し、大きく業績を伸ばした事業の成長性、名だたる大企業とも連携する事業の規模感が評価されたという。なお、同社は同ランキングに初登場にして、1位を受賞。

2位にランクインしたのは、介護をはじめ、様々な「社会課題の解決」を目指すAI企業のエクサウィザーズの石山洸氏。

して3位にランクインしたのは、「資金集めの民主化」をミッションに掲げ、購入型、寄付型、株式投資型などクラウドファンディングプラットフォームを運営するCAMPFIREの家入一真氏がランクインとなった。

起業家ランキングは11月25日発売の「Forbes JAPAN」1月号の紙面で特集。

また、11月25日16:00より、起業家ランキング授賞式をオンライン配信。配信では、TOP10の起業家によるプレゼンテーションも行われたとのことだ。

起業家ランキング2021 BEST10

1位 佐渡島 隆平 (セーフィー)
2位 石山 洸 (エクサウィザーズ)
3位 家入 一真 (CAMPFIRE)
3位 柴山 和久(ウェルスナビ)
5位 宮田 昇始(SmartHR)
6位 庵原 保文 (ヤプリ)
7位 深山 陽介 (Sparty)
8位 赤川 隼一 (ミラティブ)
9位 中島 徳至(Global Mobility Service)
10位 稲田 武夫(アンドパッド)

日本の起業家TOP20(順不同)

十河 宏輔(AnyMind Group)
鮄川 宏樹(モンスター・ラボ)
福澤 知浩(SkyDrive)
稲田 大輔(atama plus)
丸林 耕太郎(クリーマ)
中島 一明(ベルフェイス)
會田 武史(RevComm)
米良 はるか(READYFOR)
江尻 祐樹(ビットキー)
丸山 健一(五稜化薬)

なお、今年で7度目となる「起業家ランキング」は、Forbes JAPANの恒例企画。

過去には、大手フリマアプリ「メルカリ」創業者の山田 進太郎氏(2015〜2017年に1位)や、印刷や物流のシェアリングプラットフォームを運営する「ラクスル」創業者の松本恭攝氏(2018年に1位)が選出されている。

EC開設支援のBASE 鶴岡裕太氏、クラウド会計ソフトのfreee 佐々木大輔氏、オンライン診療システムのメドレー 瀧口浩平氏・豊田剛一郎氏をはじめ、ランキング入賞後に上場を成し遂げている起業家も多くいるとのことだ。

同ランキングは、これまでと同様に「グローバルで活躍できるか」「時価総額1,000億円を超えられるか」「成功への時間軸を重視した事業の実績・成長性」「経営者・経営チームの成熟度」「社会課題解決に取り組んでいるか」の5点を選定基準に、起業家を選出。

「日本の起業家ランキング2021」ランキング評価員会には、以下の11人が参加している。

ランキング評価委員会(順不同)

  • 松本 大(マネックスグループ)
  • 谷家 衛(あすかホールディングス)
  • 仮屋薗 聡一(グロービス・キャピタル・パートナーズ)
  • 伊佐山 元(WiL)
  • 百合本 安彦(グローバル・ブレイン)
  • 田中 仁(ジンズホールディングス)
  • 千葉 功太郎(個人投資家/ Drone Fund)
  • 鑓水 英樹(JIC Venture Growth Investments)
  • 赤浦 徹(インキュベイトファンド)
  • 辻 庸介(マネーフォワード)
  • 山本 哲也(東京大学エッジキャピタルパートナーズ))
  • 大櫃 直人(みずほ銀行) ※オブザーバー