政府は、現在新型コロナウイルス感染の拡大が懸念されている大阪市および札幌市について「Go To トラベル」キャンペーンの一時停止とする調整に入っており、キャンセルで生じた費用は国が全額負担する方針を示した。
同キャンペーンが一時停止となった際には、旅行の割引は利かないため、通常料金での案内となる。旅行者にはキャンセルを促し、感染拡大地域への人出を抑えるとのことだ。
なお、旅行者がこれにより、キャンセルをした場合のキャンセル料は無料。キャンセルによって影響を受ける宿泊事業者に対し、国が旅行代金の35％相当額を負担するという。
また、一時停止の期間は3週間程度とする案があるとし、幌、大阪両市を目的地とする旅行の新規予約一時停止を24日中にも決定。感染が縮小傾向に戻り次第、再び適用を認めるとしている。
除外の“ガイドライン”では、都道府県の知事が「除外」を判断した地域への旅行の予約を一時停止し、除外と判断された地域の住民が他地域へ行く旅行については割引を受けられる方向で調整しているとのことだ。
また、すでに予約済みの旅行については割引を適用しない方向であるとしている。