東京メトロが、10月27日にインドネシア・ジャカルタ地下鉄公社(PT Mass Rapid Transit Jakarta(MRTJ))から日本コンサルタンツと日本工営の JVが受注した『インドネシア ジャカルタMRT南北線 運営維持管理 コンサルティングサービス2nd stage(以下「OMCS2」)』について、協力会社として参画することを発表した。

今後、新型コロナウィルスの情勢も踏まえつつ、2021 年1月(予定)以降、事業を開始するという。

インドネシアでは、ジャカルタ首都圏の慢性的な混雑緩和のため、インドネシア初となる都市高速鉄道であるジャカルタMRT南北線(15.7km)が2019年3月に開業。ジャカルタ市民の足として親しまれている。

同社は同路線の開業に向けた支援として、2016年6月より「ジャカルタMRT南北線 運営維持管理コンサルティングサービス(以下「OMCS」)」に日本コンサルタンツを代表者とするJVの協力会社として参画したとのことだ。

OMCSにおいて、安全、電力、運転計画の3分野で社内規程・マニュアルの作成、また訓練計画の策定及び実施等の開業支援業務を行い、2020年3月に終了すした。

今回OMCSに引き続き、開業後の運営維持管理支援として実施される「OMCS2」についても、協力会社として参画することが決定。同社は「OMCS2」において、電車線及びAFC(自動運賃収受システム)の2分野における開業後の運営維持管理に必要な支援を行う。

「OMCS2」においても、東京メトロがこれまで培ってきた都市鉄道運営の経験、またこれまでのベトナム、フィリピン、インドネシア等東南アジア地域における都市鉄道支援に関する経験を活かし、ジャカルタ市民に喜ばれる利便性の高い都市鉄道システムの構築に向けた支援を行うことで、インドネシアの都市交通機能向上、日本・インドネシア両国の友好関係の強化につながるよう努めていきたいとしている。