東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とパーク24は、パーク24のグループ会社である NATIONAL CAR PARKS LIMITED(以下、NCP)が管理する駐車場においてデジタル自動販売機によるサービスを開始することを発表した。

NCP は、1931 年創業の英国の駐車場事業者で、582 件 221,671 台の駐車場を運営している。

JR 東日本は、2017年12月より英国旅客鉄道運行事業フランチャイズの一つであるウェストミッドランズの運営に参画しているという。

2019年7月より、ウェストミッドランズの沿線駅でデジタル自動販売機を設置し、英国の通勤者や旅行者の自動販売機の利用動向を確認。

この実績を生かし鉄道拠点に限られない駐車場・バスターミナル・空港といった、モビリティ拠点における自動販売機事業の展開を図っているとのことだ。

今回そのデジタル自動販売機を NCP が管理する駐車場に設置し、利用者の利便性と満足度の向上を図るとしている。

実施期間は、11月25日〜2021年3月末(予定)。販売商品は、英国内で流通する売れ筋飲料商品のほか、菓子類及びマスクや消毒液等雑貨類を扱う。

また、自動販売機のデジタルディスプレイを活用して利用者の利便性に資するような情報を発信するとともに、JR 東日本と NCP が共同でさまざまなプロモーション実施するという。

自動販売機を設置するNCPのPark Passアプリ会員が専用アプリ内で保有する独自の QR コードに紐づけて、会員限定のサービスや割引プロモーション等を実施。

これにより駐車場利用者の利便性及び満足度の向上を図るとともに、駐車場を利用するユーザーが利用したくなる魅力ある自動販売機となることを目指すとしている。