NTT 西日本グループでは、地域防災・医療等に関わるシステム構築ノウハウの活用により、避難所運営における課題を総合的に解決するソリューションの開発に取り組んでいる。

その取り組みの一環として、NTT フィールドテクノは、避難所における感染症予防のための「室内環境改善ソリューション」を 2020年12月1日より提供開始するという。

同ソリューションには2つのサービスがあり、その1つである「エアーウォッシュコート」は、「可視光応答型光触媒」により、活性酸素を生み出し、塗装面に接した各種有害物質を無害化する機能を有した塗料。

体育館など避難所の床面に塗装することで以下の効果を発揮するという。

ー 塗装面のウイルス・細菌・カビを不活化し無害化
ー 塗装面の菌・汚れの浄化による悪臭の低減
ー アレルギー原因となる VOC(ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物)を軽減

なお、同塗料の機能により、新型コロナウィルス(COVID-19)についても、不
活化されることが確認されているという。

また、「室内環境モニタリングサービス」では室内環境(二酸化炭素濃度、湿度他)を監視し、室内環境の悪化を検知すると、ネットワークを介して管理者へ通知。

これにより、避難者の健康管理・感染症の抑止に必要な、適切な換気制御の実現を支援する。

NTT 西日本グループでは、避難所運営の課題解決に資するソリューションを拡充し、有事において住民が安心して生活できる避難所の実現に貢献していくとしている。