「心理的安全性」と「エンゲージメント」を可視化するツール『ラフールサーベイ』を提供するラフールと、ベンチャープロパティは、事業領域の拡大、拡充および新たなビジネスの構築を目的とした業務提携をしたと発表した。
ラフールは、あらゆる業種の企業向けに従業員のメンタル・フィジカルの状態やエンゲージメント、衛生要因を可視化する組織診断ツール「ラフールサーベイ」を展開。
ベンチャープロパティは、ベンチャー企業、スタートアップ企業向けに、コストパフォーマンスを重視した流動性のある次世型賃貸オフィス「ToMaRigi」を展開している。
従業員の状態把握をしっかりと行い心身のストレスを軽減、オフィス入居退去、移転に伴う金銭面、工数によるストレスの軽減など、双方でもつ「経営層・従業員のストレスの軽減」という課題に対しての意向が合致し、双方のサービスを掛け合わせたサービス開発のため、提携するに至ったとのことだ。
今回、ラフールとベンチャープロパティが提供するオフィス賃貸物件「ラフールネスオフィス」の提供を開始。
「ラフールネスオフィス」は、コストパフォーマンスを重視した流動性のある次世型賃貸オフィス「ToMaRigi」をベースとし、さらに特典として、ラフールが提供するラフールサーベイを最大1年間無料で利用が可能となるとのことだ。
なお、ラフールサーベイの特徴は以下となる。
●豊富なメンタルヘルスデータに基づく網羅性の高い診断
約3,000社の従業員18万人以上のメンタルヘルスデータをベースに、大学・産業医・臨床心理士の知見を取り入れた独自の調査項目を一従来のストレスチェック(57項目)に加えることにより、多角的な分析が可能となっているという(計141項目)。
●直感的に課題がわかる分析結果
直感的なグラフや数値で課題を特定。企業全体の診断結果だけではなく、部署、性別、職種別に細分化した診断結果を見ることができる。
また、直近のバージョンアップにより、部署、男女、職種別に加え、「テレワーク」を追加。
オフィス勤務の社員とテレワーク社員との比較はもちろん、テレワーク中の社員個々人の心身の健康状態やエンゲージメントも測ることができ、さらにテレワーク導入前後の結果も比較が可能となっているとのことだ。
●課題解決の一助となる自動対策リコメンド
分析結果をもとに、良い点・悪い点を抽出し、自動でフィードバックコメントを表示。
重視したい項目もピックアップ可能となっており、担当者が課題に対して、まず、なにを対策すればよいのか、という悩みの一助となるとしている。
現在、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、約8割の企業で「業績に悪影響がある」と言われている。
企業の売上が著しく減少し賃料を払うことが困難になったり、リモートワークの普及から広いオフィスの必要性に疑問が出始め、オフィスの縮小移転のニーズが急激に増加してきているという。
そのトレンドの中で、オフィスの移転時には膨大な退去費用がかかるということが顕在化し、社会課題として問題視されているとのことだ。
さらに、対外的な影響により、従業員の心身の健康状態も不安視されており、特に働き方の多様化により、オンライン上でのコミュニケーションにストレスを感じる人が多く見受けられるという。
今回の提携により、オフィス入居退去、移転に伴う金銭面、工数によるストレスの緩和や日経営層・従業員の日々の心身の健康状態を把握、改善することにより、ベンチャー企業、スタートアップ企業の心身の健康面から支援。
ラフ―ルは、ユーザーの意見・乾燥をもとに、今後も引き続きラフールサーベイにおけるサービス体験の向上に取り組むことで、働く人の心身の健康・組織の健康経営促進をサポートしていくとしている。