Facebook社は、Instagramで新しいメッセージ機能の一部が導入されたことを発表した。
まず、「Watch Together」機能が利用できるようになった。
Instagramをアップデートして新しいメッセージ機能を追加すると、IGTV、リール、テレビ番組、映画、それに話題の動画を、友達と一緒にビデオチャットでリアルタイムに視聴できるようになるという。
また、Facebookが新たに配信する2つの番組も視聴可能。
1つはグラミー賞にノミネートされた経験を持つスーパースターのポスト・マローン氏が手がける「Post Malone’s Celebrity World Pong League」、もう1つはデジタルクリエターのアバニ・グレッグ氏が手がける「Here for It with Avani Gregg」で、いずれもMessengerとInstagramで独占配信され、利用者は同機能を使って楽しむことができるとしている。
「Here for It With Avani Gregg」や「Post Malone’s Celebrity World Pong League」を友達と視聴するには、InstagramかMessengerでビデオチャットを開始するか、Messengerルームを作成。
Instagramのビデオチャットでは、右下隅のメディアボタンをタップしてから、[テレビ・映画]タブを選択。
Messengerのビデオチャットでは、上にスワイプしてメニューを表示し、[一緒に見る]を選択してから、[テレビ・映画]タブを選択。
表示された画面から、マローン氏やグレッグ氏の番組など、さまざまなコンテンツを選ぶことができるとのことだ。
また、利用可能になった2番目の機能はチャットテーマ。「タイダイ」や「ラブ」といったテーマを利用してスレッドをカスタマイズでき、中でも、特別なチャットテーマが、BTSの7人のメンバーを元にしたキャラクターが魅力的な「TinyTAN」であるとしている。
新しいアップデートを適用すると、InstagramとMessengerで「TinyTAN」チャットテーマを有効にできるようになり、自分の気持ちを絵文字で表現したり、新しいアルバムの好きな曲をシェアしたり、「TinyTAN」のテーマを設定したチャットに合わせてメッセージリアクションをカスタマイズすることができるとのことだ。
InstagramとMessengerで「TinyTAN」チャットテーマを有効にするには、チャット設定で[テーマ]をタップして、[TinyTAN]を選択することで可能となっている。
さらに、近日中にリリースされるオプトイン機能の「消えるメッセージモード」で、利用者がチャットスレッドから退出すると、それまで表示されていたメッセージが消えるようになるという。
自分のチャット履歴に発言を残さないようにすることができるため、ミーム、GIF、リアクションなどを駆使して、心のなかで思っていながら発言できなかったことを伝えられるようになるとしている。
「消えるメッセージモード」をオンにするには、既存のチャットスレッドで上にスワイプし、もう一度上にスワイプすると、通常のチャットに戻るとのことだ。
「消えるメッセージモード」は安全性と選択性を第一に考えて設計されているため、利用者が体験をコントロールできる。
1対1のチャットで「消えるメッセージモード」を使えるのは、Instagramで互いにフォローしている人かMessengerでつながっている人に限られるとのことだ。
また、「消えるメッセージモード」はオプション機能であるため、相手ごとにこのモードを有効にするかどうかを選択できる。「消えるメッセージモード」の利用中に相手がチャットのスクリーンショットを撮影すると、そのことが通知され、他の機能と同じように、相手をブロックしたり、危険を感じたスレッドを報告したりすることができるとしている。
なお、「消えるメッセージモード」は、MessengerとInstagramで段階的に導入されており、Messengerでは、すでに米国および他の一部の国でのみ提供されており、EUでまもなく導入される予定とのことだ。
Instagramでは、米国と他の国でまもなく導入される予定とし、利用者は、新しいMessengerにアップデートする必要があるとしている。
「Watch Together」機能とチャットテーマは、新しく導入される10種類のメッセージ機能の一部に過ぎないと同社はしている。
Instagramをアップデートして新しいメッセージ機能を追加すると、セルフィースタンプ、カスタムの絵文字リアクション、メッセージのアニメーション効果、メッセージコントロールといった機能を利用できるように。
今回のアップデートによって、利用者はInstagramとMessengerのどちらからでも友達や家族とつながれるようになるとし、また、チャットやメッセージリクエストなど、メッセージや通話のリクエストを受信する場所を管理できるとのことだ。
Facebookでは、最も大切な人とのつながりを維持するのに役立つ機能をさらに提供していくとしている。