ドコモ、海浜幕張にて「次世代モビリティサービス」の実証実験第2弾開始 電動小型モビリティやAI運行バスで街の回遊性を向上

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ドコモは、千葉市と千葉大学、アイシン精機、ドコモ・バイクシェア、三井不動産、イオンモールと、海浜幕張エリアで取り組む「次世代モビリティサービス」の実証実験の第2弾を、2020年11月21日から開始すると発表した。

街中でAI運行バス®、電動小型モビリティなどの次世代モビリティを運行し、中長距離の移動と短距離の移動をシームレスに行えるサービスを提供。また、ショッピングモール内で電動小型モビリティの自動運転を行うとのことだ。

海浜幕張エリアで取り組む「次世代モビリティサービス」の実証実験は、次世代モビリティの活用を通して、街の回遊性の向上や交通弱者の移動手段の多角化をめざす取り組みであるとのことだ。

2019年度に行った第1弾では、電動小型モビリティ単体で、屋内自動運転やシェアリングサービスの実証実験を実施。

その結果、高齢者や体が不自由な人だけではなく、ファミリー層や買い物客などにおいても目的地までの移動や広大なショッピングモールでの移動ニーズがあることを確認したという。

第2弾となる今回は、市民や観光客に向け、海浜幕張エリアで3km圏内の移動を目的とした「AI運行バス」を運行するほか、海浜幕張駅周辺で電動小型モビリティや次世代電動車椅子を貸し出し。

実証後は、利用者の移動データやアンケートを収集し、サービスの需要や利用者の回遊性を調査するとしている。

また、電動小型モビリティ「ILY-Ai(アイリーエーアイ)」にシェアサイクルで利用しているシェアリングプラットフォームを実装させ、貸し出し時の無人対応を想定した実験も実施。

さらに、ショッピングモール内の回遊性向上を目的に、幕張メッセ、メッセモール、イオンモール幕張新都心で、電動小型モビリティの自動運転の実証実験を実施するという。

施設内で小型モビリティの無人貸し出しや、モビリティを自動で返却地点に戻す検証を行うとのことだ。

自動運転には、1台の小型モビリティが取得した地図データをリアルタイムに複数のモビリティへ提供する仕組みを活用し、将来的には、さまざまな次世代型モビリティや公共交通機関を連携し、一つのIDで複数の交通サービスを利用できるMaaSの仕組みの実現をめざすとしている。

また、モビリティの利用やターゲットに応じた技術を搭載し、交通課題の解決や地方創生に貢献していくとのことだ。

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