日産、所有株売却報道について「三菱自動車との資本関係の見直しを行う予定はない」

日産自動車(以下、日産)は、三菱自動車との資本関係見直しに関する報道について、「三菱自動車との資本関係の見直しを行う予定はない」と発表した。

日産の「Nissan NEXT」と同様に、三菱自動車も7月に発表した構造改革「Small but beautiful」に取り組んでいるものと認識しているとし、アライアンスは、これまで以上に、各社の得意分野に集中し、それぞれのアセットを最大限活用していくことが、各社の中期計画達成のための必須条件であるとしている。

また、そもそも、アライアンスの基本方針は、各社のブランド戦略・成長戦略を前提とし、その実現のために、互いにメリットのある案件で協業をするというものとし、2020年5月に発表した、商品および技術開発の効率性向上のための「リーダーとフォロワー」の枠組みの活用もその1つであるとのことだ。

日産は、この枠組みを活用し、現在三菱自動車とは、軽自動車の開発・生産だけでなく、プラットフォームの共用化、パワートレインの共通化なども進めているという。

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