NearMeと三菱地所は、「三菱地所のレジデンスクラブ」会員を対象に、家から職場や買い物先までドアツードアで、独自のAIを活用したオンデマンド型シャトルを相乗り利用できる新たなサービスnearMe.Town(ニアミー タウン)の実証実験を、11月16日より共同で実施すると発表した。
実証実験では無料にてサービスを使用してもらい、ニーズや効果の検証を行う。実験の結果などを踏まえ、新しいモビリティサービスとして事業化を目指すとのことだ。
nearMe.Townは、エリア内の希望の発着地点を予約することで、オンデマンド型シャトルを相乗りで利用できるサービス。
AIが複数人の輸送に最も効率的なルートを選択するため、通常のタクシーよりも低価格で利用できるという。(実験の期間中は無料でのサービス提供となる)
対象者は、該当2エリア(①中央区・江東区、②目黒区・世田谷区・渋谷区)内に在住の「三菱地所のレジデンスクラブ」会員(ロイヤル・プレミアム)など、各エリア先着約500名となっている。
期間は、2020年11月16日〜2021年2月15日までを予定しており、7:00-20:00の間にて行われるとのことだ。
ニアミーはニューノーマル時代での移動を考え、電車やバスなどの公共交通機関を補う形で、事前予約によるオンデマンド型シャトル「スマートシャトル™」を展開。通勤者や空港利用者に新たな移動の手段を提供している。
三菱地所は、三菱地所グループの住宅系会員組織である「三菱地所のレジデンスクラブ」会員を対象に、入居者の満足度やエリアの価値向上のため、住まいのバリューマネジメントとしてサービスの拡大を検討している。
ドアツードアでの移動を可能とすることは、コロナ対策だけでなく、足の不自由な人や小さな子供を連れた人をはじめ、移動時間を有効活用したい人、少人数での移動によりプライバシーを保ちたい人など、様々な人の利便性を高めるものと考えている。
両者の思いが一致し、より早くスムーズな導入を検証すべく、まずは一部エリアにて今回の実証実験に至ったとのことだ。