水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTAは、渋谷駅前エリアマネジメント(以下、渋谷エリマネ)および渋谷区観光協会とタッグを組み、公衆手洗い環境の整備を始めとした渋谷のまちでの手洗い推進を目的として、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を渋谷駅ハチ公前広場「SHIBU HACHI BOX」に設置することを発表した。

WOSH

今回、取り組みに賛同した渋谷エリマネおよび渋谷区観光協会とWOTAがタッグを組み、街での公衆衛生の環境整備、推進を行うべく、まずは渋谷の中で象徴的なスポットである渋谷駅ハチ公前広場の「SHIBU HACHI BOX」に水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を設置するという。

「WOSH」は、水道に依存しない、水循環型ポータブル手洗い機。独立型のポータブル設計となっており、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前など水道のない場所でも手軽に設置が可能。

また、供給水質の安全性を担保するために、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階の水再生処理を搭載し、WOTA独自のAI・IoTによる水質管理テクノロジーにより、WHOの飲料水ガイドラインや各国の飲料水基準に準じた完全に衛生的な水を供給するという。

さらに、スマートフォンのUV除菌機能も搭載しており、手を洗っている30秒間でスマートフォン表面についた菌の99.9%以上除菌可能で、手洗い後の手を綺麗な状態に保ちやすくなるとのことだ。

これから年末にかけ、渋谷には多くの人が訪れることが想定されることから、公共施設、商業施設など様々なスポットで公衆手洗い環境の整備や「WOSH」を設置することで、誰でも安心して外出できる渋谷のまちを目指すとしている。

WOTAでは、Withコロナ時代に安心して出かけることができる“まちづくり”として、街中でいつでも誰でも無料で手が洗える社会を実現することを目指し、2020年9月に「公衆手洗い推進パートナーシップ」を発足、第一弾の取り組みとして銀座の街での手洗い環境整備と推進に取り組んできた。

また、渋谷区観光協会では、観光資源開発やインフラ整備という観点から、来街者に向けた豊かな情報提供、環境整備に取り組んでおり、公共空間へのパブリックアートの設置の他、今回の取り組みを通じ、防災の観点からも災害時にも提供・対応できる新しい取り組みが広がっていくことに期待し、推進していくという。