花⽕師が集結して⽴ち上げたStarlit Night Fireworksは、内閣総理大臣賞受賞花火師をはじめ16社の職人が集結する関西地区最大規模の花火大会を開催することを発表した。
12月5日に兵庫県にて、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する物語投稿サイト「monogatary.com(モノガタリードットコム)」で募集した短編小説と連動した花火大会「花火を見上げる物語」の第1弾を開催するという。
同花火大会は、“花火の前では、人は笑顔になれる。幸せな時間を届けることができる。花火を見上げるように、日本中の人々に上を向いてもらうための物語をつくりたい”という想いからはじまったプロジェクト。
11月13日から monogatary.com で短編小説の募集を開始し、花火大会当日には、応募作品のなかから選ばれた作品を朗読しながら、花火の打ち上げを実施する。
劇団ロロの舞台作品ビジュアルも手掛けるイラストレーターの矢野恵司さんに賛同いただき、素敵なビジュアルを制作中とのことだ。
開催日時は、12月5日の19:30〜20:30。兵庫県東部特設会場で開催される。
花火大会の起源は、悪疫退散の祈願。江戸幕府8代将軍の徳川吉宗が、疫病流行の犠牲になった人々の慰霊と悪疫退散を願い、隅田川で開催したのがはじまりといわれているという。
先の見えない不安な時世には、花火を見上げて願いをかけ、いまこの時代も同じように、夜空を彩る花火が苦難を乗り越えるキッカケになることを願って、同プロジェクトをスタートするに至ったとのことだ。
なお同花火大会は、専門家による監修と国内最高水準の安全性のもと主催され、全国各地に希望と元気を届けたいと、有志の花火師たちが集まって企画運営している。
Starlit Night Fireworksは今後も、花火大会をすべての人に上を向いてもらうきっかけにすべく「花火を見上げる物語」を日本各地で開催していく方針を示している。