ドコモ、Skydio社の自律飛行型ドローン「Skydio 2TM」国内提供開始

NTTドコモ（以下、ドコモ）はSkydio, Inc（以下、Skydio社）と、Skydio社の自律飛行型ドローン「Skydio 2TM」を、11月13日から国内で提供を開始すると発表した。

なお、Skydio社の自律飛行型ドローン「Skydio X2TM」、「Skydio DockTM」についても、国内で順次提供予定であるとしている。

Skydio社のドローンとdocomo skyの連携イメージは以下。

期待される活用領域の一例としては以下が挙げられている。

「Skydio 2」は、AIによる自律飛行技術や、障害物回避技術を搭載。従来飛行が難しかった場所においても安全な飛行が可能であるという。

そのため、これまで課題とされていたパイロットの操作技術の習得が容易になり、産業用途でのドローンのさらなる活用が期待されているとのことだ。

また、「Skydio X2」は、赤外線カメラを搭載しており、より高度な飛行性能を有しているため、幅広いシーンにおける活用が期待されている。

「Skydio Dock」は、ドローンを活用した点検・警備作業などに関するオペレーションを自動化・省人化する技術を搭載しており、運営を効率化できるとのことだ。

これらSkydio社の製品と、ドコモのドローンプラットフォーム「docomo skyTM」を連携することで、飛行計画の作成や撮影、取得データの管理・解析などを含めた一連の業務フローを一元管理し、ドローン活用のさらなる高度化・効率化を実現。

ドコモは、ドローンを活用した点検・警備作業などを通じた安心安全でサステイナブルな社会作りをめざして、2020年1月以降Skydio社と協業検討を行ってきた。

Skydio社との協業検討において、基地局鉄塔、道路下の構造物、家屋の屋根の点検作業などで、Skydio 2が持つ障害物回避技術がドローン飛行の安全性に寄与することを確認。

また、倉庫内、建物内において、GPS情報に依存しない環境下での飛行経路の導出・巡回航行について有用性を確認。

これらの検証実績をもとに、今後は構造物やインフラ設備などの点検作業に加え、屋内の設備巡回など、幅広い利用シーンにおけるドローンの活用に向けて取り組んでいくとしている。

今後もドコモは、社会課題の解決やより豊かな社会の実現をめざして、さまざまな産業分野のパートナーと実証実験や検証を行い、先進的なドローンサービスを提供していくとのことだ。