カカクコムグループのエイガ・ドット・コムは、オンライン試写サービス「スクリーニングマスター(Screening Master)」の提供を開始したと発表した。

同サービスは、試写室を持たない配給会社や宣伝会社などが、メディアや興行関係者に向けて映像コンテンツを安全に配信できるようDRMが実装されているという。

スクリーニングマスター(Screening Master)は、映像コンテンツをオンデマンド配信できる、インターネット上の動画配信プラットフォーム。

これまで試写会場で行っていた映画やドラマなどの試写を、インターネット上で簡単に実施できるという。

同サービスを導入することで、配給会社や宣伝会社は試写会場のレンタル費や運営費などの削減が可能になり、視聴者は時間や場所の制約なく映像コンテンツを視聴できるとのことだ。

また、昨今流行している感染症予防の観点でも、安心して利用することが可能とのことだ。

なお、同サービスの特徴は以下。

1.高いセキュリティで映像コンテンツの適切な管理が可能

  • 指定した視聴者だけに映像コンテンツを配信。視聴者はログインすることで視聴が可能に
  • ハリウッドのメジャースタジオにも採用される高度なDRMの実装により、違法コピーを防止
  • ダウンロード不可のストリーミング視聴と透かしで、映像の拡散と違法アップロードを防止

2.視聴者の評価がすぐに分かり、評価の集計も簡単に

  • 終了後すぐに画面上でアンケートを実施でき、視聴の評価や感想がその場で分かる
  • アンケート結果は、データでのダウンロードが可能

スクリーニングマスターは、すでに一部のメディア向け試写や映画宣伝において利用が開始されているという。

エイガ・ドット・コムおよび同サービスの運営を行うエイガ・ドット・コム・オンデマンドは今後も引き続き、映画産業の発展に寄与し、かつ幅広い映画ファン、業界関係者が楽しく便利に利用できるサービス提供を目指していくとのことだ。