タクシーアプリ「GO」 「希望日時配車」と「優先パス機能」を追加 AIによるマッチングで効率的な配車が可能に

Mobility Technologies(以下、MoT)は、タクシーアプリ「GO(ゴー)」において、新たな機能のサービス提供を開始すると発表した。

「希望日時配車」機能を東京都23区・武蔵野市・三鷹市/神奈川県の2エリアから、「優先パス」機能を北海道/宮城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/愛知県/京都府/大阪府/兵庫県/福岡県の11エリアから開始し、それぞれ順次エリア拡大を行う予定としている。

今回新たに追加される「希望日時配車」機能は、25分後から7日後までの希望日時を指定して注文することができる機能。既存予約枠を先着で埋めるのではなく、MoTが持つこれまでのタクシーデータを踏まえAIによって注文枠数を調整する。

エリアや時間帯などのトレンドを予測し、アプリシステム内で指定タイミングに合わせたタクシー注文を行う。

予約枠の兼ね合いから従来「JapanTaxi」アプリでは、ユーザーからの予約注文に対して半数にも満たない成約率となっていたが、後継アプリ「GO」の新ロジックにより、これまでの「JapanTaxi」アプリの約10倍以上の注文件数を受けることが可能となり、ユーザーは通常のタクシー注文と同様の感覚で配車注文を入れることができる。

また、タクシー乗務員は予約枠調整のための事前待機が不要となるため、効率的な営業を行うことができる。

この「希望日時配車」機能は、事前に車両を確定させる予約サービスではないが、都内でのテスト期間中100%の注文成立となっている。

「優先パス」機能は、注文時に空車車両が見つからなかった場合、将来的に空車になる車両を含め、最も早くお迎えに上がれる車両をマッチングする機能。

これまで「JapanTaxi」アプリでは空車が見つからない場合、エリアを広げて空車を探していたが、「GO」の「優先パス」では、AIを活用し、現時点では空車ではないが将来的に空車となる車両を含めて探車を行う。

これにより、ユーザーはより早く乗車ができ、タクシー事業者は遠くから時間をかけて利用者のもとに向かう必要がなくなるとのことだ。

「希望日時配車」「優先パス」機能共に、まずは限定エリア内で機能提供をスタートし、順次エリア拡大・機能向上を行なっていく予定としている。

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