バルミューダは、東京証券取引所(以下、東京証券取引所)より、バルミューダ株式の東京証券取引所マザーズ市場への新規上場を承認されたと発表した。マザーズ市場への上場は、2020年12月16日を予定しているという。

バルミューダは、家電製品を販売する日本のプロダクトメーカー。企画やデザイン、設計と開発など製造以外の工程は全て自社で行うことを基本方針とし、扇風機やトースター、ヒーターなど機能性だけでなくデザイン性も優れたプロダクトが人気を博している。

なお、製造に関しては、自社工場を持たず、多様な製品群ごとにその製造を得意とする外部の工場に委託することで高い経営効率を実現しているそうだ。

同社は2003年に有限会社バルミューダデザインとして設立以来、2011年にバルミューダ株式会社に社名変更。現在、従業員は連結で109名となっている。

2013年に連結子会社であるドイツ法人BALMUDA Europe GmbHを設立したことにより、ドイツ、アメリカなど欧州を中心とした同社製品の販売も行なっている。

また、海外売上高比率は32.8%であるが、特に韓国の代理店であるLimotech Korea Co., Ltd.が売上高の22.8%と高い割合を占めている。 そのほか、10.8%が自動車メーカーであるミツバ向け。代表取締役社長の寺尾玄氏が発行済株式の92.3%を保有している。

募集株式の種類および数は、同社普通株式1,235,000株。募集株式の払込金額は2020年11月26日開催予定の取締役会で決定する。

振込期日は12月15日。増加する資本金の額は、2020年12月7日に決定される予定の引受価額を基礎として、会社計算規則第14条第1項に基づき算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額となる。

また、増加する資本準備金の額は、資本金等増加限度額から増加する資本金の額を減じた額とするとのことだ。