タニタヘルスリンクは、利用者の運動や食事といった生活習慣の改善を支援する新しい個人対応型健康づくりパッケージ「T-Well」を、11月11日の「介護の日」にあわせて本格展開すると発表した。
「T-Well」は、利用者一人ひとりに合ったフレイル予防に必要な運動や生活習慣改善メニューを提供。
10万人の蓄積データに基づき筑波大学が作り上げたアルゴリズムを搭載したシステムを活用し、サービス開始前に実施する体力測定の結果(運動の強度と時間をもとに判定)や体組成計での計測データ、生活習慣アンケートの情報を入力するだけで、個々人に必要な運動メニュー(筋力トレーニング・有酸素運動)や身体活動の強度、生活習慣に関する改善ポイントを自動作成するという。
これを「プログラムシート」としてサービス開始時に一人ひとりに提供する。
これにより利用者は、日常生活の中で無理なく健康づくりに取り組むことができ、また、運動実施状況やからだと生活習慣の変化といった日々の成果や、これらに対するアドバイスをまとめた「実績レポート」を毎月届けることで、健康づくりへのモチベーションを高め、継続を促すとのことだ。
なお、T-Wellで実施する運動メニューは、スクワットや腕立て伏せなど自重による筋力トレーニングを中心に構成されており、特別な運動器具は使わない。
また、運動メニューは体力測定の結果や体組成の変化に応じて定期的に更新されるため、継続的に取り組むことが可能。
このため、指導員によるレクチャーを受けるだけで、誰でも簡単に自宅で取り組めるのが特徴だという。
同社は、2014年よりICTを活用した集団健康づくりパッケージ「タニタ健康プログラムを自治体や法人向けに提供しており、今回、T-Wellの本格展開にあたって、同プログラムと連携するとのことだ。
これにより、利用者の生活習慣や運動習慣の改善・定着からフレイル予防まで健康づくりをトータルサポートしていくとしている。