リクルート住まいカンパニー、賃貸業界における不動産の業務効率化を支援するサービスを提供

不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルート住まいカンパニーは、賃貸業界における不動産会社の業務効率化を支援するサービスを提供していくことを発表した。

今後、自社および他社との業務提携により、賃貸業界における様々な業務課題の改善(業務プロセス・組織課題など)に繋がるサービスを順次展開し、ユーザーとともに業界の課題と向き合っていくとしている。

賃貸業界における不動産会社では、膨大な業務に人力で取り組む必要があるため、「接客」など重要な業務に割ける時間が少ないことが大きな課題となっているという。

この課題に対して、業務の一部をテクノロジーにより支援することで、より重要な仕事に集中して取り組むことができるようになり、結果として、ユーザーによる住まい探しをより良いものにしていくことに繋げることができるとしている。

今回、業務支援サービスの第1弾として、既に提供している「物確サポート」や「SUUMO重要事項説明オンライン」(IT重説)などに加えて、不動産管理業務の一部を委託できるクラウドソーシングサービス「エリクラ」および個人と組織の課題を見える化するHRサーベイ「Geppo」の新規提供を開始。

サービスの内容は以下となる。

エリクラ

リクルートが提供する「エリクラ」は、数分〜数十分で完了する簡単な仕事を、近所の人に任せることができる、仕事マッチングサービス。

作業する場所までの移動費用や、スタッフの採用費用をなくし、より安価で作業を完了することができるという。

不動産管理業務では移動コストや人事コスト、管理コストなどが発生するが、これら物件管理に関するあらゆるコストの改善が見込めるとし、具体的には、マンション・アパートの共用部の巡回・清掃など、様々な業務を高い費用対効果で依頼することができるとのことだ。

Geppo

ヒューマンキャピタルテクノロジーが提供する「Geppo」は、人事における「個人の課題」と「組織の課題」を見える化し、働き方改善を個人・組織の両方からささえるHRサーベイ。

サイバーエージェントで3年間運用され、いくつもの実績を残している組織診断ツールをベースに、リクルートの人材事業ノウハウを結集。

低負荷・高頻度なツールで定点モニタリングをすることで、今までの組織サーベイでは実現できなかった人事課題の解決、ストレスフリーな働き方改善が可能となったとのことだ。

テレワークにおける従業員のストレスマネジメントにも最適で、従業員のコンディションを把握し、顔が見えないことによるストレスやメンタル面での不安解消にも繋げることができるとしている。

エリクラおよびGeppoは、すでに提供が開始されている、賃貸物件の空室状況確認や図面、申込書の取得が簡単な操作で実現できるサービスの「物確サポート」や、2017年10月より賃貸取引において本格解禁となった「IT重説」を実施する為のITツールと機器を手に入れられるサービスである「SUUMO重要事項説明オンライン」とともに提供開始となる。

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