「シンギュラリティバトルクエスト 基礎講座」は、高校生を対象に人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)のエキスパートを発掘・育成するプログラム「シンギュラリティバトルクエスト」の予習講座として活用された講座。講師は同競技会で出題された問題を制作した東京工業大学工学院機械系 特任准教授の遠藤央氏や、株式会社日立ソリューションズ・クリエイトの長船司氏など。
同講座では、AIやサイバーセキュリティ、データサイエンスだけではなく、ロボットの設計・製作・制御を手がけるロボティクス(ロボット工学)、人とコンピュータの相互作用に関する学問研究分野のひとつであるHCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)の説明や実社会での位置づけなどを解説する。
なお、AIやICTの初学者向けに開発したものなので、来年度以降に競技大会への参加を検討している中学生・高校生はもちろん、先端情報技術の学習に関心がある大学生や社会人にも役立つとしている。
【「シンギュラリティバトルクエスト 基礎講座」概要】
・前提条件:特になし
・課題内容:シンギュラリティバトルクエスト2020年大会の一次選考会で実際に出題された問題の中から、各クエストで基礎的な問題を2問出題する。
・修了条件:得点率60%以上
・学習時間:5週間程度(週5時間程度)
>>ニュースリリース
2020年第3回「G検定」対策講座が無料に 約2万円分
人工知能(AI)やPythonなどのプログラミング、データサイエンスに関する学習コンテンツが、無料で公開されることは少なくない。
最近でも、株式会社AVILENは10月1日、日本ディープラーニング協会(JDLA)による2020年 第3回 ジェネラリスト検定「JDLA Deep Learning for GENERAL 2020 #3(G検定)」の開催にあわせ、約2万円分の「G検定対策講座」を無料で提供すると発表した。期間は11月末まで。
G検定は、AIにおけるディープラーニング(深層学習)の基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているか検定するというもの。ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)の育成を目指す。
対象は、期間中にE資格コースの新規受講を開始した人。なお、すでにG検定講座を受講中の人がE資格コースに申し込んだ場合は、G講座受講料の2万900円をキャッシュバックするため、実質的に受講料を返金する形になる。また、10月末までの申し込み限定で、AVILENが執筆した『G検定対策問題集』がもらえる。
この記事で紹介したコンテンツはそれぞれ分野や領域は異なるものの、両方とも無料で学習できる。気になる人はチェックしてみては。