株式会社DIRIGIOは11月2日から、ノーコードで飲食店アプリを作成できる「Picks APP」をリリースした。一般申し込みを受け付けている。料金は初期導入費は不要で、月額2万円。先着50店舗のみ月額25%割引になる。

Picks APPは、ノーコード・低価格・最速で飲食店アプリを作成できるとうたうサービスだ。店のロゴや基本情報を提出するだけで、自店舗専用のアプリを作成できる。通常申し込みしてから最短5日程度でのリリースを実現するという。

管理画面では、ユーザーへのプッシュ通知やアプリ内通知を送信できる。独自の「お知らせ」やクーポンを配信することも可能。メニューの編集や設定なども全てオンラインで変更できる。

当初はモバイルオーダー&ペイを中心とした機能だが、今後は飲食店予約機能・会員証機能・スタンプ機能・サブスクリプション(サブスク)機能など、飲食店アプリに必要な機能についても随時リリース予定という。

また、アプリソリューションを提供するだけではなく、ショップカードの作成・チラシの配布や外部メディアへの広告配信などマーケティングにおいても、ワンクリックで一元管理できるサービスを目指すとのこと。

代表取締役CEOの本多祐樹氏は「私たちの強みであるモバイルオーダー&ペイの機能を中核に、飲食店アプリに必要な機能を随時追加してまいります。今後1年程度で会員証機能、リワード機能、サブスク機能などの開発を予定しております。また、来店予約機能についてはTABLE REQUESTと提携を行なうことが決定いたしました。複数の予約台帳との予約連携も早期に実現いたします」と意気込みを述べている。

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Google、ノーコードのアプリ開発サービス RPAに本腰か

近年、さまざまな企業がノーコードサービスに乗り出している。

最近でも、米Google(グーグル)は9月8日、公式ブログにおいて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるとうたう、ノーコードのビジネス アプリケーション プラットフォーム「Business Application Platform」の詳細を明らかにした。

フランスのIT系ニュースサイト「Silicon.fr」の報道によると、「Business Application Platform」は、Compute Engine、App Engine、Cloud Functions、Cloud Run上でAPIを作成、デプロイ、管理できるフルマネージドサービス「API Gateway(ベータ版)」に加え、「Apigee data source for AppSheet(一般提供)」「AppSheet Automation(先行アクセス)」でも構成されるという。

SNS上では、ノーコードのアプリ開発サービスが増加傾向にあることや、認識の差はあるものの、同プラットフォームがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に分類できるとも考えられることから、「Googleもノーコードか」「GoogleもRPA参入?」などの書き込みが見られる。

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