学校法人 角川ドワンゴ学園 N高等学校(以下、N高)は、起業家を目指すことでイノベーティブな考え方を学び、日本や世界を支える人材の育成を目的とする実践的な部活動「N高起業部」に、起業家でCAMPFIRE代表・家入一真氏を特別顧問として迎えることを発表した。
家入氏には、起業部での特別講義やメンタリングなど、自身の経験をもとに、起業部員を指導してもらうという。
また、2021年4月から始動する、学校や地域の枠を超えて全国の中高生が参加できる高校範囲を超えた学びの場「インターハイスクールコミュニティー」の起業部も見てもらう予定としている。
現在、N高に所属していない中高生を対象とした外部生の募集を開始。
さらに、起業部コミュニティの強化と充実を目指し、特別メンターとして、DGTAKANO最高執行責任者・横山創一氏、WE代表取締役・戸田裕昭氏、OBメンターとしてN高卒業生のEasyGo代表取締役社長・鈴木颯人氏、SUPOTA代表取締役社長・河合佑真氏が参画。
メンタリングによるサポート体制を構築するなど、安心して挑戦に取り組める環境を整えるとのことだ。
家入氏は、「ぼくが自分で作ったサービスを初めて世の中に送り出してから約20年になります。それから数々の起業をしてきましたが、若い時期に起業を経験できたことはとても幸せでした。なぜなら、起業とは、「未来づくり」であり、社会をアップデートすること、そして、自分の「居場所」を作ることだからです。N高起業部は、自らの手で社会をアップデートする、意思ある人材の育成を目指されてきました。その想いに共感し、この度、起業部特別顧問に就任させていただくことになりました。部員の皆さんが、高校時代に本気で「未来づくり」や「社会のアップデート」に取り組むことができるように、精一杯応援していきたいと思います。」とコメント。
起業部の概要は以下。
起業家を目指すことでイノベーティブな考え方を学び、日本や世界を支える人材の育成を目的とする実践的な部活動。ビジネスモデル構築や事業計画書の作成といった実践的なプログラムに、高校生の部員が日々向き合っているとのことだ。
N高起業部から誕生した法人は以下がある。
EasyGo
若い同世代をターゲットに楽しく意思決定をする事を目的にした、気になる2択を友達に投票してもらえるサービス「erabee」(エラビー)を開発(現在はクローズ)。現在、新規サービス開発中。
ベンチャースポーツ支援事業「SUPOTA」
「アスリート、そしてアスリートを支える全ての人が自由にスポーツに取り組める社会」を目指し、発展途上のスポーツ『ベンチャースポーツ 』の支援事業、運動教育事業を展開するスポーツ×テクノロジー企業として2020年創業。これまで関西、首都圏を中心に、様々なベンチャースポーツの体験会やワークショップなどを主催。
ファッションブランド「HAYATO KURATA」
紫外線を避ける必要がある人や肌の弱い人向けの洋服を提供するアパレルブランド。
コミュニティサイト運営事業「FreFre」
2020年に開催予定だった「東京2020オリンピック競技大会」で来日する外国人観光客が日本人と気軽に交流することができる翻訳付きのコミュニティサイト『FreFre』を立ち上げ。
個人向け助成制度提案ICTサービス事業「Civichat」
国や地方自治体、公共団体などから支給される助成金や補助金の支給制度を、多くの人が「知らなかった」という理由で受け取れていないことを改善するサービスを展開。