JFEエンジニアリング、ベトナム・BIWASE社へ出資 水ビジネスへ本格参入

JFEエンジニアリング、ベトナム国Binh Duong Water Environment Joint Stock Company (以下、BIWASE(ビワセ)社)と業務提携基本合意書を締結し、BIWASE社の増資を引き受け、株式の3.87%を取得したと発表した。

BIWASE社は、ベトナム国最大の商業都市ホーチミン市に隣接するビンズオン省を拠点とし、8か所の浄水場(造水量合計:396,500㎥/日、ベトナム国5位)や廃棄物処分場(処理能力:3,000ごみトン/日)を保有・運営する水供給・環境事業会社。

公設下水処理場の運転・保守(O&M)も行っているという。

また、同社はベトナムの水分野において、ホアラック下水処理場(36,000㎥/日、2020年5月竣工)、エンサ下水処理場(270,000㎥/日、建設中)などのEPC(設計・調達・建設)実績を有している。

ベトナムでは、旺盛な経済成長に伴い浄水場や下水処理場整備のニーズが続く見込みであり、今回のBIWASE社との提携により、BIWASE社が行う浄水場の拡張はもとより、今後進む下水処理場や廃棄物リサイクル・処理事業の開発およびO&M事業での協業を進めていくとしている。

同社は、今後もベトナムをはじめとするアジア地域において、浄水場や下水処理場EPCおよび運営ビジネスへの参画を進め、SDGsの目標6「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保」の、同地域での達成に貢献していくとのことだ。

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