LIXILグループおよび子会社では、国内事業を将来にわたり、より起業家精神に富み持続可能な事業へと変革させていくため、2019年秋より包括的人事施策「変わらないと、LIXIL」を導入している。
同社グループの変革を加速させるために、同社の連結子会社であるLIXIL(2020年12月1日に同社に吸収合併を予定。以下、LIXIL)において、希望退職プログラムである「ニューライフ」を実施することを同社取締役会にて決定したと発表した。
LIXILグループでは、国内事業は同社グループの売上収益のうち約7割を占めているだけでなく、「LIXIL」ブランドとグローバル事業の成長および変革を支えており、重要な役割を担っているという。
しかしながら、国内では新築住宅市場が急速に縮小するなど、同社グループを取り巻く環境は大きく変化しており、同時に、消費者の嗜好の変化とデジタル化の進展によって、従来のビジネスモデルが通用しなくなってきているとのことだ。
LIXILが将来にわたって持続的な成長を実現するためには、事業構造を転換し、実力主義を徹底し、イノベーションと起業家精神を支えるアジャイルな組織文化を確立する必要があるという。
同社グループは、これらの変革が国内外での成長力を強化し、ステークホルダーへの還元をより高めるものと考えているとしている。
包括的人事施策「変わらないと、LIXIL」では、「顧客志向に変える」「キャリアを変える」「働き方を変える」の3つの重点テーマを設定して、国内での施策を順次展開。
その一環として、LIXILの変革と事業構造転換を加速させるにあたって、社外へのキャリアを選択する従業員を支援すべく、下記の通り「ニューライフ」を実施することを決定したという。
なお、今回の募集に伴って発生する特別退職金および再就職支援サービスにかかる費用は2021年3月期第4四半期において「その他の費用」として費用計上する予定であり、別途公表の「2021年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」に含まれているが現時点では募集前につき応募者数および特別退職金等の総額が未確定であるため、連結業績予想への影響については確定次第速やかに公表するとのことだ。