DMM.comは、地方創生事業の一環として支援している「ホワイトシャッター」プロジェクトにおいて、Jリーグに所属するモンテディオ山形と業務提携を結んだと発表した。
同プロジェクトは、“誰もが安心して暮らせる、地域を創る”をミッションに活動する 一般社団法人PFI開発支援機構(以下、PFI)が推進しており、消防車のシャッター部分に賛同企業のロゴを掲載、各自治体には消防活動に必要な機材が寄附される防災支援における官民連携の新しい仕組みで、2020年10月に山形県天童市が新たに参画したという。
同市がモンテディオ山形のホームタウンの中心都市であることから、自治体、協賛企業、スポーツチームの3者による協業体制を目指すとのことだ。
なお、消防車輌へのプロスポーツチームエンブレムの掲出は、ホワイトシャッターとして初の取り組みであるとしている。
また、同業務提携開始に伴い、プロジェクトの支援協賛企業も募集するとしている。
「ホワイトシャッター」は、企業から協賛を受け付け、その協賛金によって消防活動に必要な物品が自治体に寄附される仕組みで、感謝の思いを込めて消防車のシャッターに協賛企業ロゴが掲載される。
今回の3者の協業では、シャッター部分に企業ロゴだけでなくチームエンブレムもあわせて掲出し、企業とスポーツチームが一体となるこの取り組みで、自治体への消防・救急・防災活動の支援を行うとのことだ。
シャッターあたりの協賛金は自治体に寄附される物品購入費用にあてられるが、一部はモンテディオ山形にも還元。協賛企業は自治体への支援に加え、プロスポーツクラブにも同時に支援してもらい、プロスポーツクラブを介する同支援事業は地元クラブのファン、サポーター、地域の人々に広く浸透することが予想されるという。
また、同提携では、「消防・救急の現場の課題解決」という1つの目標に向かってプロスポーツクラブ、自治体、協賛企業の3者が手と手を取り合うことで、持続可能な街づくりの新しい形を目指すとしている。
同社は、今後もJリーグ各クラブをはじめ、他競技のスポーツ団体とも同様の取り組みを推進していく予定とのことだ。