PayPay、大阪の対象店舗で店内注文サービス「PayPayテーブルオーダー」の提供を開始

ソフトバンクグループとソフトバンク、ならびにヤフーの3社が共同出資するPayPayは、10月30日から、大阪府の対象店舗で店内注文サービス「PayPayテーブルオーダー」の提供を開始すると発表した。

PayPayテーブルオーダーとは、飲食店のテーブルや座席からユーザー(来店者)が自身のスマートフォンにインストールしたPayPayアプリを使って注文用QRコードを読み取り、飲食店が販売する飲食物の注文から決済までが可能になる新サービスであるという。

PayPayテーブルオーダーは、ユーザー(来店者)のスマートフォンにインストールされたPayPayアプリの「テーブル注文」アイコンをタップすると起動し、飲食店のテーブルや座席に設置された注文用QRコードを読み取ることで利用できる。

注文用QRコードを読み取り、テーブル番号を入力すると、PayPayアプリに店舗のメニューが表示され、注文したい商品や数量などを選択し、注文。店側から商品の提供を受けたあと、ユーザーが商品受け取り完了通知を押すと支払いが完了となる。

PayPayテーブルオーダーを利用することで、ユーザーは不特定多数の利用者が触れる印刷されたメニューにも触れることなく、自身のスマートフォン上のPayPayアプリから注文を行える。

さらに、決済もPayPay内で完了するため、退店時の会計作業なども不要となり、新型コロナウイルス感染症をはじめとした感染症対策にも繋がるとしている。

店舗にとっても、従業員がテーブルを回って注文をとったりレジで会計を受け付ける必要がなくなるため、ユーザーと従業員の接触機会を減らし、従業員の感染症対策をとりながら店舗業務の効率化を促進できるという。

また、すでに3,300万人以上が利用しているPayPayでPayPayテーブルオーダーが使えるため、新たにオーダー用のアプリのインストールを促すこともなく、幅広い利用者が利用できるとのことだ。

なお、PayPayは大阪府が「大阪コロナ追跡システム」(大阪府ホームページ)の普及拡大とキャッシュレス化を同時に推進することを目的とした「大阪おおきにアプリ事業」(大阪府ホームページ)の「大阪おおきにアプリ」として採用。

10月1日より、大阪府内の店舗を対象とする「大阪おおきにアプリ事業」に登録した飲食店から加盟店向けのサービスページの申込受付フォームよりPayPayテーブルオーダーの受け付けを始めている。

大阪おおきにアプリ事業参加店舗は、同事業期間中の2022年3月31日までPayPayテーブルオーダーを無料で利用できるとのことだ。

大阪府内では、PayPayテーブルオーダーのアイコンに大阪府の公式マスコットキャラクターである「もずやん」が表示される。

また、訪れた店舗に設置された大阪コロナ追跡システム登録用のQRコードをスキャンしメールアドレスを登録することで、大阪府から届く「登録完了メール」から飲食店のストアページ(PayPayマイストア)にアクセスし、PayPayテーブルオーダーを利用できるという。

なお、大阪コロナ追跡システムからアクセスできるストアページ(PayPayマイストア)では、店舗の通知やおトク情報の閲覧も可能であるとのことだ。

PayPayは今後も、ユーザーはもちろん、あらゆる小売店やサービス事業者にキャッシュレス決済の利便性を提供し、日本全国どこでも安心してキャッシュレスで買い物ができる世界の実現を目指すとしている。

さらに、PayPayを「決済」アプリから、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」へと進化させて、「いつでも、どこでもPayPayで」という世界観を醸成していくとのことだ。

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