LINE Pay、三井住友カードは、2020年4月から「Visa LINE Payクレジットカード」の発行を開始。さらに関係を深化させ、戦略的な提携関係を通じて新しい決済体験・カード文化を創造し、新しい時代に即したキャッシュレス決済の実現を目指すことになったと発表した。

モバイルペイメントの大手であるLINE Payと、クレジットカードの大手である三井住友カードの組み合わせにより、「LINE Pay」の利用場所を大きく拡大するとともに、シームレスな顧客コミュニケーションとセキュアな決済を融合し、安心・安全かつ使いやすい決済体験をユーザーに提供。

LINE Payはコミュニケーションアプリ「LINE」のユーザー基盤、三井住友カードは国内最大規模の加盟店網を誇り、両社の提携により幅広いユーザー・加盟店をカバーする新たなキャッシュレス経済圏を構築し、決済だけにとどまらない新たな付加価値の提供を目指していくとのことだ。

具体的な取り組みとしては、ユーザー向けには、LINE Payのスマートフォンを基軸とした決済ノウハウと三井住友カードのクレジットカード決済のノウハウを融合。

あらゆる決済をあらゆる場所で可能とすることでユーザーの利便性を改善するとともに、安心・便利なキャッシュレスを実現するとしている。

「スマートフォンひとつで、あらゆる決済を、あらゆる場所で」

また、2020年12月には、「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行予定としている。VisaブランドのバーチャルプリペイドカードをLINEアプリ内で発行。「Apple Pay」、「Google Pay™」 にも12月より順次対応を予定しており、「LINE Pay」が全国のiD加盟店でも利用可能になるという。

さらに、2021年春には「チャージ&ペイ」対応カード拡大。「Visa LINE Payクレジットカード」以外の三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードでも、「チャージ&ペイ」機能が利用可能になるとのことだ。

「安全・安心・便利でお得なキャッシュレス決済」

2020年9月より「Visa LINE Payクレジットカード」会員に対し、「LINE」上での利用通知を開始。利便性向上だけでなく、不正利用の早期発見などセキュリティ強化にも貢献。三井住友カード会員へ「LINE」での利用通知も順次開始予定としている。

また、三井住友カードアプリ「Vpass」の連携により、三井住友カード会員は「LINE」上でクレジットカードの各種手続きや設定が可能に。

LINEの「CLOVA Chatbot」を導入し、三井住友カードのLINE公式アカウントからのチャットボットによる問い合わせ対応が可能になる予定とのことだ。

LINEの各種サービスによる三井住友カード会員への付加価値向上では、三井住友カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際、通常よりも上乗せしたVポイント還元を実施。

加盟店向けには、国内最大規模の加盟店網である三井住友カード加盟店への「LINE Pay」導入を推進するとともに、「LINE」および三井住友カードの「stera」の機能を活用した加盟店向けサービスの利便性の向上を図るとしている。

  • 「stera terminal」への「LINE Pay」 QRコード決済導入を拡大、加盟店は一元的に各種決済対応が可能に。
  • 「LINE」、「stera」双方の機能を活用した、新たなサービス、マーケティングソリューションを検討。
  • 両社の保有するデータを活用した、新たなサービス、マーケティングソリューションを検討。

両社の顧客基盤・ノウハウ・アセットを結集し、LINE Payのユーザー、三井住友カードのユーザー、加盟店に対し、これまでにない利便性、利得感、安心を届けるべく、新たなサービス・商品の開発・展開を進めていくとのことだ。