セブン&アイ、三井物産らと「PETリサイクル工場」2022年に稼働へ 循環経済社会を目指す

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セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)は、ヴェオリア・ジャパン(以下、ヴェオリア)、三井物産と、西日本に新設するPETボトルリサイクル工場(リサイクルPET樹脂製造能力:年間約2.5万トン)の合弁事業に係る株主間契約を締結したことを発表した。

本年度中に3社での最終投資意思決定の後、合弁会社を設立して2022年の工場稼働を目指していくとしている。

セブン&アイは、2019年5月にグループの環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を発表。

目指す姿の一つ「循環経済社会(サーキュラー・エコノミー)」の達成に向けたプラスチック対策に取り組む中、新設のPETボトルリサイクル工場に対し、店舗における廃PETボトルを供給することができるとともに、セブンプレミアム等のオリジナル商品の容器でリサイクルPET素材を使用することが可能になるという。

ヴェオリアはPETボトルリサイクル事業を中核事業の一つとする世界的な環境サービス企業で、世界10拠点でPETボトルのリサイクル工場を運営している。

今後、廃プラスチック輸出入規制の強化等で日本国内で滞留が予想され適切な処理・使用が社会的にも要請される低グレードの廃PETボトルを扱うことが可能な高い技術力を保有しているとのことだ。

三井物産は幅広い事業資産やグローバルなネットワークを活用し、同事業を皮切りに国内外で廃プラスチック問題などの解決を通じた同様の案件を検討・推進していくことで、サーキュラー・エコノミーの確立に貢献していく方針を示している。

3社は同取り組みを通じ、今後さらなる環境負荷低減を推進し、豊かな地球環境を未来世代に繋いでいくため、循環経済社会を目指していくとしている。

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